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蝶恋乱舞~禁断の策略愛に溺れて
第2章 計略の花嫁
帰蝶はむっと頬を膨らませて、関係ないと答えた。
「関係ないわけないだろう。俺は心配しているんだ。心の兄として」
「心の妹のことなど気にかけなくて結構。もう私は優しい殿にお守りいただいてるので。もう帰って。こんなところにいないで連歌の会に出て」
「まったく、ご機嫌麗しいな」
光秀は笑った。
「光秀、私をここから連れ出してよ。このまま人質の暮らしが続くと思うと・・・」
帰蝶は唇を小さく尖らせ、うつむいた。
「どういうことだ?姫と頼充さまは、睦まじい夫婦と噂だというのに」
「私は、頼充さまの妻としての役割は果たせないの」
「・・・役割を果たせないとは、どういうことか」
帰蝶は光秀の問いに、もっと近づくようにと目配せした。
「私はお世継ぎを産めない。頼充さまのお体は、子をなす準備ができないの」
耳元で静かに言うと、光秀の横顔が硬直した。
「毎晩のように、肌を触れ合わせて、全身で頼充さまをお誘いしてるのに。私に何かが足りないのね」
帰蝶は言って光秀の表情をうかがった。
───いや、お前は魅力的だ
ひとの妻でありながら、光秀からそう言ってほしかった。
「関係ないわけないだろう。俺は心配しているんだ。心の兄として」
「心の妹のことなど気にかけなくて結構。もう私は優しい殿にお守りいただいてるので。もう帰って。こんなところにいないで連歌の会に出て」
「まったく、ご機嫌麗しいな」
光秀は笑った。
「光秀、私をここから連れ出してよ。このまま人質の暮らしが続くと思うと・・・」
帰蝶は唇を小さく尖らせ、うつむいた。
「どういうことだ?姫と頼充さまは、睦まじい夫婦と噂だというのに」
「私は、頼充さまの妻としての役割は果たせないの」
「・・・役割を果たせないとは、どういうことか」
帰蝶は光秀の問いに、もっと近づくようにと目配せした。
「私はお世継ぎを産めない。頼充さまのお体は、子をなす準備ができないの」
耳元で静かに言うと、光秀の横顔が硬直した。
「毎晩のように、肌を触れ合わせて、全身で頼充さまをお誘いしてるのに。私に何かが足りないのね」
帰蝶は言って光秀の表情をうかがった。
───いや、お前は魅力的だ
ひとの妻でありながら、光秀からそう言ってほしかった。

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