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恋は静かに、長く、深く
第9章 優香里 さよならは夢の中へ
「そうだったんだ。
ごめん」
「優香里が謝ることじゃないだろ?」
浩平は笑った。
その笑顔が、たまらなく温かい。
「浩平は強くて優しいよね」
「今頃気付いたの?」
私はコンロに向かって立っている浩平の
丸っこくて大きな背中に抱き着いた。
「熊さんの着ぐるみみたいだね」
「それ褒めてないよね」
「褒めてるよ。
あったかくて優しい。
いつでもこうして受け止めてくれる」
「油が跳ねると危ないから、
座ってなよ」
浩平の声が、
背中を伝ってくぐもって聞こえた。
私はこれまでずっと気が付かなかった
大切な存在に、
今更気付いた。
もっと早く気づけばよかった。
今更もう遅い。
だって私は、
彼氏に騙されて写真や下着を盗られて、
援交なんかしてよく知らない男の人とデートして、
こんなにボロボロに汚れてしまった。
真面目で優しい浩平は、
この先きっと、
キレイで、ちゃんとした女の子を、
きちんと愛するだろう。
浩平はそういう人だ。
ごめん」
「優香里が謝ることじゃないだろ?」
浩平は笑った。
その笑顔が、たまらなく温かい。
「浩平は強くて優しいよね」
「今頃気付いたの?」
私はコンロに向かって立っている浩平の
丸っこくて大きな背中に抱き着いた。
「熊さんの着ぐるみみたいだね」
「それ褒めてないよね」
「褒めてるよ。
あったかくて優しい。
いつでもこうして受け止めてくれる」
「油が跳ねると危ないから、
座ってなよ」
浩平の声が、
背中を伝ってくぐもって聞こえた。
私はこれまでずっと気が付かなかった
大切な存在に、
今更気付いた。
もっと早く気づけばよかった。
今更もう遅い。
だって私は、
彼氏に騙されて写真や下着を盗られて、
援交なんかしてよく知らない男の人とデートして、
こんなにボロボロに汚れてしまった。
真面目で優しい浩平は、
この先きっと、
キレイで、ちゃんとした女の子を、
きちんと愛するだろう。
浩平はそういう人だ。

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