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警察学校拘束体験研修
第3章 お膳立て
「この腕の組み方を…この型をちゃんと覚えておいて…あなたの身を守るために必要なことだから…相手から強引に縛られるくらいなら…しっかりと受け身をとって…長い物には巻かれなさい…」

彼女は彩の言葉に小さな声で、「はい…」と返事をした。

彼女は麻縄が半袖シャツから露出する腕にかかり、何度も両手に巻かれていくのを、目を閉じて感じ取っていた。彩の巧みな縄捌(さば)きで縄の輪がキュッと締められ、彼女は教えられたとおり、肩を揺らし、彩と視線を合わせ、『解けません…』と首を横に振ろうとする。

だが視線の先には鮮やかな紅色の布切れが見えた。彼女は本能的に顔を背けてしまった。だが次の瞬間、腕を縛った縄がグイッと引かれ、彼女は「ァッ…」と声を漏らし、後ろに倒れ込んでしまう。

彼女は彩の体に支えられたとを知り、彩の眼を探そうとしていた。それを見つけた時、耳元で彩の優しい声が聞こえた。

「あとは私に…身を預けて…あなたの恥じらいに…スイッチを入れてあげるから…」

彼女は彩のことを信じ、潔く目を閉じ、キスを求めるように口を少しだけ開けた。
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