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警察学校拘束体験研修
第3章 お膳立て
彼女は大きく頷いて、「だから彩先生に最初縛られる時…学校の人に悟られないか…すごく怖かったです…」

彩は彼女が後ろ手に縛られている時、学校の子にずっと冗談を言い、集中できていなかったのを思い出していた。そして美帆が『従順<抵抗』と洞察していた事とも符合していた。

「彩先生…好きなことを…好きと言えない…この社会が嫌いです…」

彩は彼女の本音に驚いたが、彼女の背後でふっと笑みを浮かべた。

「でも…私には話してくれたじゃない…それがとっても嬉しい…」

彩の言葉を聞いて、彼女は胸が熱くなり、「はぁはぁ…」と息が荒くなる。

彩は彼女の覚悟ができたと確信し、背後から彼女の両手をしっかりと握った。彼女はその握られた手を見つめていた。

彼女は「ハッ…」と感情を押し殺していない、迷いのない声を出していた。

彩の手で両腕を後ろに回され、彼女は立てていた膝に額を預けていた。後ろでの腕の組み方を矯正され、これまで隠れて見てきた画像や動画の女性像と重なり、体の中心がキュッと締め付けられる感覚を憶えていた。世間からの批判的な視線に晒されている気分にもなっていた。
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