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2026 人質交換を託された女 (上巻)
第2章 大役
手を洗い、ペーパータオルで拭いていた。最後メモ書きに目を通し、細かく破り、ペーパータオルに包んでゴミ箱に捨てた。

プライベートボックスの扉が鏡越しに幾つか、きちんと閉まっていなかった。壁に埋め込みタイプだったので、それが余計目立っていた。女性が歯ブラシセットやハンドクリーム、生理用品を収納するボックスだった。申し訳ないと思いつつも、そのボックスの扉を開け、何かが引っ掛かっていないか調べた。

1つはメガネの耳裏を当てる部分が扉に挟まれ、閉まっていなかった。メガネは折りたたまれてもいなかった。中にはネックレス、イヤリング、指輪も収められていた。また別の扉には腕時計のチェーンが引っ掛かっていた。ここも同じく中には石の付いた指輪が、手前に置かれていた。

彼女たちの切羽詰まった状況が読み取れ、胸が引き裂かれそうな想いだった。

もう1つ、扉が閉まっていなかった。それはつい先週まで私が使用したボックスだった。何も忘れ物はしていなかったはずと思い、中を覗いた。

「ハッ…」として、慌てて扉を閉めた。中には赤い色をした縄がびっしりと数本、束状になって入っていた。手前に置かれた短い縄の先端が、扉に引っ掛かっていたため、しっかりと閉まっていなかった。

全身から血の気が引いていくのを感じた。
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