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2026 人質交換を託された女
第2章 大役
手を洗い、ハンカチで拭いていた。プライベートボックスの扉が鏡越しに、きちんと閉まっていないのを見つけた。壁に埋め込みタイプだったので、それが余計目立っていた。女性が歯ブラシセットやハンドクリーム、生理用品を収納するボックスだった。申し訳ないと思いつつも、そのボックスの扉を開けた。
「ハッ…」として、慌てて扉を閉めた。中には赤い色をした縄がびっしりと数本、束状になって入っていた。縄束の隅が扉に引っ掛かっていたため、扉がしっかりと閉まっていなかった。
全身から血の気が引いていくのを感じた。
洗面台に置いていたイヤホンを見つめた。とっさに背中を鏡に向け、台にお尻を乗せた。ピアスに伸びる指先が僅かに震えていた。毎日のように行っている動作なのに、うまく行かなかった。指先の力が抜け、ピアスの1つが洗面台の流しに落ちてしまった。慌てて手を伸ばしたため、蛇口からは水が勢いよく出てきてしまう。
「ハッ…」として、慌てて扉を閉めた。中には赤い色をした縄がびっしりと数本、束状になって入っていた。縄束の隅が扉に引っ掛かっていたため、扉がしっかりと閉まっていなかった。
全身から血の気が引いていくのを感じた。
洗面台に置いていたイヤホンを見つめた。とっさに背中を鏡に向け、台にお尻を乗せた。ピアスに伸びる指先が僅かに震えていた。毎日のように行っている動作なのに、うまく行かなかった。指先の力が抜け、ピアスの1つが洗面台の流しに落ちてしまった。慌てて手を伸ばしたため、蛇口からは水が勢いよく出てきてしまう。

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