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海に漂う星屑のように
第2章 宗像師月
☆☆☆
「お!いいとこ見つけたっ・・・と」
陽菜多が声を上げる。

それは、インターコンチネンタルの横を抜け、女神橋をわたり、カップヌードルミュージアムを横目に見て更に進んだところだった。

海上保安資料館のすぐそばに位置しているそれは『赤レンガパーク』だった。

「おにーさん!まずは、あそこ、あそこ!」
陽菜多が駆け出す。
あ?と思いながら、俺もその後を小走りに追った。

赤レンガパークを知っているだろうか?
もともとは明治末期に建てられた税関施設であり、その後は米軍が使ったり、港湾倉庫として活用されてきた歴史がある。1989年に倉庫としての役割を終えたのだが、その建造物の歴史的価値を残そうということで、2002年に商業施設として蘇ることになる。

正確には、この蘇った商業施設を『赤レンガ倉庫』
その周辺の緑地帯を『赤レンガパーク』と言い、横浜市民の憩いの場であると同時に観光施設となっている。

1号館、2号館とある倉庫の内部は、3フロアに分割されておりショップやレストランはもちろん、ホールやイベントスペースも内蔵する一大商業拠点として機能するに至っていた。

陽菜多はあっという間に、その二号館の方に吸い込まれていく。

「おい!ちょっと待てよ」
こちらの制止も聞かずに、ずんずん倉庫内に入っていく。やっとのことで俺が追いつくと、ショップのひとつ、そのショーケースの前で、こっちこっちと手を振っている。
見ると、彼が見ているケース内にはアップルパイが並んでいる。

そこはGRANNY SMITH APPLE PIE & COFFEE・・・ここ、赤レンガ倉庫に店を構えるアップルパイの専門店だった。

「んーっと、どれにしようかな」
しばらくじっと見つめた彼が指さしたのは、たっぷりのクリームチーズにドライフィグ(ドライいちじく)をのせて焼き上げたアップルパイだった。

テイクアウトで760円、イートインで960円である

「あれ・・・あ!でもこっちも・・・ううん・・・」
もう一つ指さしたのは、たっぷりのナッツが乗って、さらに内部にチョコレートを挟み込んだアップルパイだった。こちらもお値段は同じ。

「よし、決めた!両方買って」
陽菜多がこっちを向いて、そう言った。
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