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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第19章 《灰色の冬》
年が明け、新しい年が始まった。世間は浮き立っていたが、聡の時間は止まったままだった。
モニターの電源は落とした。公園を見るのも辛かった。食欲はなく、あれほど楽しかった投資のチャートチェックすら億劫になった。ただ、彼女からの手紙を読み返し、あの日回収した最後の手紙――決別の言葉が書かれたメモ――を眺めては溜息をつく日々。
(諦めきれない……)
彼女以上の素材など、この世に存在しない。手塩にかけて育てた、最高の作品。僕だけの優香。それが、たった1度の慢心で失われた。悔やんでも悔やみきれなかった。
1月が過ぎ、2月が終わる。星嶺女子高校ではもうすぐ卒業式が行われたはずだ。彼女は卒業し、宣言通りなら地方の国立大学へ行き、この街から消える。もう、完全に終わりなのだ。
モニターの電源は落とした。公園を見るのも辛かった。食欲はなく、あれほど楽しかった投資のチャートチェックすら億劫になった。ただ、彼女からの手紙を読み返し、あの日回収した最後の手紙――決別の言葉が書かれたメモ――を眺めては溜息をつく日々。
(諦めきれない……)
彼女以上の素材など、この世に存在しない。手塩にかけて育てた、最高の作品。僕だけの優香。それが、たった1度の慢心で失われた。悔やんでも悔やみきれなかった。
1月が過ぎ、2月が終わる。星嶺女子高校ではもうすぐ卒業式が行われたはずだ。彼女は卒業し、宣言通りなら地方の国立大学へ行き、この街から消える。もう、完全に終わりなのだ。

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