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グッド・ガール 〜教師と生徒、恥辱の主従関係〜
第2章 グッド・ガール
桐生悠馬と私が直接かかわりを持ったのは、このときから三か月ほど前にさかのぼる。


今年の六月のことだ。


私はその日、病欠となった現国の教師の代理で教壇に立っていた。


「では、教科書を読んでください。番号11番桐生さん。桐生悠馬さん」


生徒の名前を呼んで、教室を見渡した。


桐生悠馬は最後列の窓際で頬杖をつき、校庭を見下ろしていた。ほっそりした顔に、知的な印象の美しい額、きりっとした眉。すっとした鼻筋に、色気すら感じさせる唇。


校庭では、一年生の女子が体育の授業でソフトボールの試合をしていた。ピッチャーをする女子生徒を眺めているようだった。


それまで桐生悠馬を直接指導したことはなかったが、その優秀な生徒会長の評判は自然と耳に入ってきていた。


地元で複数の企業を経営する一族の御曹司。頭脳明晰で、おまけに容姿端麗ときている。誰もが憧れる存在だ。
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