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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第13章 13
「そう言うと思っていたよ。
ただ、先方は、男性嫌いだ。
『女性で中国通の管理職を』
という希望なんだよ」
と、茉莉子の疑問に答えた。
「人民党は、中国べったりの政党ですよね。
今更、中国通が説明することなど
あるのでしょうか?」
茉莉子が訊くと、
「その通り。必要ない。
たぶん、議員は、中国について、
日本の証券会社がどのように説明するかを
知りたいだけだ。
中国について悪い認識を持っているかどうか、
チェックしたいということだろう。
君も中国の投資ファンドの担当者として、
長所、短所はわかっているだろうが、
長所は誇大に、短所は些少に匙加減して
対応できるだろう。任せるよ」
と、安住が苦笑した。
「そういうことでしたら、
仕方がないのかもしれませんね。
ところで、日程は?」
茉莉子が訊くと、安住から日程の説明があった。
舅の誕生日会の日程は、そのど真ん中。
月曜日~金曜日が出張で、誕生日会は水曜日…。
断るしかない…。
当然、この出張を!と思った茉莉花。
「あ、そうそう。松井係長のお父さんの入所している
老人ホームでお父さんの誕生日会があるそうだね。
係長には先ほど話をして『松井課長は海外出張』だと
伝えて、了解を得ている。心配は無用だ」
安住が先手を打っていた…。係長であの性格の夫。
取締役・執行役員の安住に抵抗できるはずがない…。
切れ者で流暢に話し続ける安住。
その口が動き続ける。
あとは、茉莉花でも知っているような
芝木議員の過去や今の立ち位置。
深入りするなと言われなくても
深入りなどしたくもないというのが茉莉子の気持ち。
舅には悪いけど、老人ホームの誕生日会には、
参加できない…。
参加したかったというわけでもないし『渡りに船』
嫁の立場で断るのは拙いと思ったからこそ
参加する予定にしていたが、不参加の大義名分は
できたし、上司が夫も説得してくれたと思えば、
悪い出張ではないと、気分を換えた茉莉花。
ただ、先方は、男性嫌いだ。
『女性で中国通の管理職を』
という希望なんだよ」
と、茉莉子の疑問に答えた。
「人民党は、中国べったりの政党ですよね。
今更、中国通が説明することなど
あるのでしょうか?」
茉莉子が訊くと、
「その通り。必要ない。
たぶん、議員は、中国について、
日本の証券会社がどのように説明するかを
知りたいだけだ。
中国について悪い認識を持っているかどうか、
チェックしたいということだろう。
君も中国の投資ファンドの担当者として、
長所、短所はわかっているだろうが、
長所は誇大に、短所は些少に匙加減して
対応できるだろう。任せるよ」
と、安住が苦笑した。
「そういうことでしたら、
仕方がないのかもしれませんね。
ところで、日程は?」
茉莉子が訊くと、安住から日程の説明があった。
舅の誕生日会の日程は、そのど真ん中。
月曜日~金曜日が出張で、誕生日会は水曜日…。
断るしかない…。
当然、この出張を!と思った茉莉花。
「あ、そうそう。松井係長のお父さんの入所している
老人ホームでお父さんの誕生日会があるそうだね。
係長には先ほど話をして『松井課長は海外出張』だと
伝えて、了解を得ている。心配は無用だ」
安住が先手を打っていた…。係長であの性格の夫。
取締役・執行役員の安住に抵抗できるはずがない…。
切れ者で流暢に話し続ける安住。
その口が動き続ける。
あとは、茉莉花でも知っているような
芝木議員の過去や今の立ち位置。
深入りするなと言われなくても
深入りなどしたくもないというのが茉莉子の気持ち。
舅には悪いけど、老人ホームの誕生日会には、
参加できない…。
参加したかったというわけでもないし『渡りに船』
嫁の立場で断るのは拙いと思ったからこそ
参加する予定にしていたが、不参加の大義名分は
できたし、上司が夫も説得してくれたと思えば、
悪い出張ではないと、気分を換えた茉莉花。

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