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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第13章 13
出張から戻ってきた満。

誕生日会を控えて、茉莉花と父に

プレゼントを買って帰ってきた。

光男の誕生日会は来週という日。

取締役で執行役員の安住に呼ばれた茉莉花。

「松井課長、来てくれたか。
実は、頼みがあるので呼んだのだよ」

安住に頼みがあると言われて

良いことがあった記憶はない。身構える茉莉花に、

「そんな身構えなくても大丈夫。
たいした案件ではない」

と、安住が言った。

安住が『たいした案件ではない』と言う場合、

だいたいは、トラブル対応、もしくは重大事案。

「ある人の海外視察に同行してほしい」

安住が微笑む。

この男が微笑むということは、相当にヤバい。

「ある人とは?」

茉莉花が慎重に訊くと、

「芝木揚子。人民党の代表の…」

と、安住が答えた。

人民党。弱小野党のひとつで、

日本は中華人民共和国の自治区になる方がいいと

主張する過激なリベラル政党。

その人民党の代表が芝木揚子。

中華人民共和国からの移民受け入れや、

中華人民共和国資本の企業誘致で経済浮揚を目指し、

保守派や右派を敵に回して、中指を立てて、

怒鳴り散らすスタイルで一部では人気の女性。

名前は「しばきあきこ」だが、「しばきあげこ」と、

口癖の「シバキあげるぞ」とともに、

熱狂的なファンからは支持されている。

テレビ番組でも、「アホンダラ!」

「イテマウゾ!」「寝惚けてんのか!」など、

関西弁っぽい似非関西弁で怒鳴るスタイル。

高学歴だが、主張もキャラも、独特。

大きな声で怒鳴り、暴れるスタイルは、

茉莉子が苦手なタイプ。

黙り込む茉莉子。そんなことにはお構いなしに

安住が続きを話す。

「中華人民共和国からの招きで、
芝木議員は来週、北京、上海、香港を訪問する。
そこで『中国インデックス・ファンド』を扱う
当社に中国の市場に通じた人材の同行を求めてきた。
『中国インデックス・ファンド』は君の担当だろ。
頼むよ」

安住の顔には厄介な仕事だ…という苦笑いがあった。

「課長級でいいのですか?もっと上級職でないと
気分を害されるかもしれませんが」

茉莉子も厄介事は避けたい。

次長、部長、執行役員の方が適任だと逃げようとした。
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