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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第17章 17
北京から上海へ。
高速鉄道を利用。
二人掛けの席に並んで座る茉莉花と揚子。
議員団の7割が高齢男性で、
2割が高齢女性。
揚子でさえ、飛びぬけて若い。
茉莉花に関してはさらに若い。
70歳代、80歳代の長老議員たちは、
すでに中国政府によって
骨抜きになっている感じだった。
所謂、ハニートラップにでも
掛かって弱みでもあるのか、
それとも、心底、親中なのか、
定かではないが、阿諛追従の応酬。
社内では中国の事情通ということに
なっている茉莉花。
単に大学で第二外国語を選ぶときに、
女性の教員が中国語しかいなかった。
それだけの理由で選んだ中国語履修。
モテる男を演出する海兵隊出身という
アメリカ人の男性講師や、
エスプリの効いた男を演出するモデル出身の
フランス人の男性講師より、
真面目そうな中国人の女性講師がよかった。
と言っても、その女性講師は台湾出身で、
北京で聞いた中国語は
半分も理解できなかった茉莉花。
ある意味、そのお陰で、
怖い話を聞かなくて済んだのだが。
移動後は、外交部に案内される施設を
見学するだけの観光のようなスケジュール。
宿泊は、摩天楼のようなホテルのスィート。
急な変更があったらしい。
知らないところで、
茉莉花の名前が広がっていっていた。
国家主席の前で歌を歌い、
真っ先に拍手を受けた女として。
立って拍手することは、異例だった。
しかし、さすがの揚子も、
それが異例であり、
それが及ぼす影響について、
考えてもみなかった。
随行の外務省の職員は、驚愕していた。
それは、中国国内も同じだった。
それが、この対応になっていた。
揚子も、部屋の変更で、
何かあった?と考えた。
そして、思い当たったのが、
前日のレセプション。
あのとき、国家主席がまず立ち上がり、
拍手をした。その音が響き、
スタンディング・オベーションに繋がった。
全体主義国家の独裁者でもある国家主席。
その影響力は絶大。
その国家主席から拍手を受けた。
そして、幹部たちが立ち上がって、拍手した。
その事実は…。茉莉花の知らないところで、
拡大解釈されていっていた。
高速鉄道を利用。
二人掛けの席に並んで座る茉莉花と揚子。
議員団の7割が高齢男性で、
2割が高齢女性。
揚子でさえ、飛びぬけて若い。
茉莉花に関してはさらに若い。
70歳代、80歳代の長老議員たちは、
すでに中国政府によって
骨抜きになっている感じだった。
所謂、ハニートラップにでも
掛かって弱みでもあるのか、
それとも、心底、親中なのか、
定かではないが、阿諛追従の応酬。
社内では中国の事情通ということに
なっている茉莉花。
単に大学で第二外国語を選ぶときに、
女性の教員が中国語しかいなかった。
それだけの理由で選んだ中国語履修。
モテる男を演出する海兵隊出身という
アメリカ人の男性講師や、
エスプリの効いた男を演出するモデル出身の
フランス人の男性講師より、
真面目そうな中国人の女性講師がよかった。
と言っても、その女性講師は台湾出身で、
北京で聞いた中国語は
半分も理解できなかった茉莉花。
ある意味、そのお陰で、
怖い話を聞かなくて済んだのだが。
移動後は、外交部に案内される施設を
見学するだけの観光のようなスケジュール。
宿泊は、摩天楼のようなホテルのスィート。
急な変更があったらしい。
知らないところで、
茉莉花の名前が広がっていっていた。
国家主席の前で歌を歌い、
真っ先に拍手を受けた女として。
立って拍手することは、異例だった。
しかし、さすがの揚子も、
それが異例であり、
それが及ぼす影響について、
考えてもみなかった。
随行の外務省の職員は、驚愕していた。
それは、中国国内も同じだった。
それが、この対応になっていた。
揚子も、部屋の変更で、
何かあった?と考えた。
そして、思い当たったのが、
前日のレセプション。
あのとき、国家主席がまず立ち上がり、
拍手をした。その音が響き、
スタンディング・オベーションに繋がった。
全体主義国家の独裁者でもある国家主席。
その影響力は絶大。
その国家主席から拍手を受けた。
そして、幹部たちが立ち上がって、拍手した。
その事実は…。茉莉花の知らないところで、
拡大解釈されていっていた。

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