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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第15章 15
考え込んでいる茉莉花に、

「『結婚は人生の墓場』っていうじゃない。
私はそう思っているから、しないの。
楽しいっていう人になかなか会えないわ」

と、揚子が話した。茉莉花は考えたが、

そういう部分もあるように感じつつ、

「でも、その言葉は、
『墓のある教会で愛する人と結ばれよ』
という言葉が誤って伝わったものですよ」

と、一応、訂正をした茉莉花。

「そうなの?」

揚子が軽く驚いた。

「はい。フランスの詩人ボードレールの
『墓のある教会で愛する人と結ばれよ』
という言葉が誤訳されたのです」

と、少し足した茉莉花。

「そうなのね。で、茉莉花ちゃんは、
結婚してどうなの?墓場ではない?」

揚子が尋ねた。

「墓場ではないわ。
それなりに、楽しくとまでは言わないけど
充実はしていると思うわ」

茉莉花が答えた。

「旦那さんは、どんな人なの?
会社から送られてきた資料では、
緊急連絡先は、旦那さんになっていて、
同じ会社に勤めているみたいだけど」

揚子が話した。そこまで伝えるのね…。

茉莉花は驚いたが、確かに緊急連絡先は必要。

「上司の人と結婚?」

揚子が訊く。

確かに結婚した時点では、上司だった。

でも、今は部下だけど…。なんて答えるべき?

「そうです」

悩んだが茉莉花はそう答えた。

「というと、次長か部長ね。
もしかして、取締役とか?」

揚子が訊く。課長の上司というと、確かに、
次長以上にはなる…。隠しても、どうせわかる。

「結婚した当時は、私が主任で、夫が係長でした。
今は、私が課長で、夫は今も係長です」

正直に話した茉莉花。

「うだつが上がらない旦那と、出世頭の妻。
大変そうね。私も昔、付き合っていた人がいたわ。
私も彼も運動家で、リベラル系の活動家。
私は知っての通り、残留孤児の子孫だけど、
彼も同じような境遇だった。ま、不良ね。
中学の頃からヤンチャして、
公立の下位の高校を卒業して、学歴が問われない
政治の道を一緒に志した。でも、彼は落選。
私はウーマンリブだか、何だか知らないけど、
一部の女性が応援してくれて、当選。
私が国会議員になったとき、彼から連絡が途絶えた。
政治活動も辞めて、行方不明になったわ。
今は、介護関係の仕事をしているとは噂に聞くけど、
どこで、何をしているやら」

揚子が嘆くように言った。
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