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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第15章 15
「依頼主が国家主席では、断れないでしょ?」
茉莉花が揚子に伝えた。頷く揚子。男性に、
「代理でもいいか確認して」
と、茉莉花が中国語で伝えた。飛んで戻る男性。
「大丈夫?」
揚子が心配していた。
「何もしなかったら、
気分を損ねるかもしれないです。
できる範囲で頑張ります。
最後までカラオケなら歌い切れると思います」
茉莉花が言うと、
「ありがとう」
と、茉莉花の手を握った揚子。
先程の男性が戻ってきて、
「了解を得ました」
と、伝えた。茉莉花が立ち上がって、
スピーチをしたステージに向かった。
司会者が、
「松井茉莉花。『雪の華』」
と、声を張り上げるのが聞こえた。
ステージに立つ茉莉花。
先程のスピーチというか、
自己紹介の際も見えた景色。
1,000人程度の人。
オルゴールのような音の前奏が始まった。
心配になったのは、
歌詞が中国語だったらどうしようということ。
さすがに、中国語で歌を歌えるほど
中国語はできない茉莉花。
前奏が30秒ほどで終わり、字幕が出た。
日本語!
安堵できた茉莉花。
ゆっくりと歌い始めた茉莉花。
切ない歌詞。
歌う茉莉花の心の中に流れ込む歌詞。
なぜか涙が溢れてきた茉莉花。
緊張よりも、感情移入していった。
というより、緊張からのがれるために、
歌詞に感情移入したのかもしれないし、
歌詞の内容が茉莉花の心情に合致したからなのか。
そこはわからないが、
多くの高齢者男性が見つめる先で歌う茉莉花。
歌詞と高齢男性たちが全くマッチングしていない。
それでも、歌い上げていった茉莉花。
歌い終わると、一人の男性が、
立ち上がって拍手をした。
それに続いて、万雷の拍手が響いた。
上手く歌えたかどうか、それは茉莉花には
わからなかった…。でも、拍手を貰えた。
それだけで十分だった。
茉莉花はステージを降りて、自席に戻った。
「よかったわ!」
揚子が軽くガッツポーズで迎えてくれた。
頷いた茉莉花。
レセプションは無事に終わった。
どうやら、今の歌が
最後の〆だと茉莉花にもわかった。
日本からの議員団が退席する。
揚子と茉莉花も来た通路から退席した。
また、万雷の拍手。
視線が茉莉花に集まった。
お辞儀をして応えた茉莉花。
茉莉花が揚子に伝えた。頷く揚子。男性に、
「代理でもいいか確認して」
と、茉莉花が中国語で伝えた。飛んで戻る男性。
「大丈夫?」
揚子が心配していた。
「何もしなかったら、
気分を損ねるかもしれないです。
できる範囲で頑張ります。
最後までカラオケなら歌い切れると思います」
茉莉花が言うと、
「ありがとう」
と、茉莉花の手を握った揚子。
先程の男性が戻ってきて、
「了解を得ました」
と、伝えた。茉莉花が立ち上がって、
スピーチをしたステージに向かった。
司会者が、
「松井茉莉花。『雪の華』」
と、声を張り上げるのが聞こえた。
ステージに立つ茉莉花。
先程のスピーチというか、
自己紹介の際も見えた景色。
1,000人程度の人。
オルゴールのような音の前奏が始まった。
心配になったのは、
歌詞が中国語だったらどうしようということ。
さすがに、中国語で歌を歌えるほど
中国語はできない茉莉花。
前奏が30秒ほどで終わり、字幕が出た。
日本語!
安堵できた茉莉花。
ゆっくりと歌い始めた茉莉花。
切ない歌詞。
歌う茉莉花の心の中に流れ込む歌詞。
なぜか涙が溢れてきた茉莉花。
緊張よりも、感情移入していった。
というより、緊張からのがれるために、
歌詞に感情移入したのかもしれないし、
歌詞の内容が茉莉花の心情に合致したからなのか。
そこはわからないが、
多くの高齢者男性が見つめる先で歌う茉莉花。
歌詞と高齢男性たちが全くマッチングしていない。
それでも、歌い上げていった茉莉花。
歌い終わると、一人の男性が、
立ち上がって拍手をした。
それに続いて、万雷の拍手が響いた。
上手く歌えたかどうか、それは茉莉花には
わからなかった…。でも、拍手を貰えた。
それだけで十分だった。
茉莉花はステージを降りて、自席に戻った。
「よかったわ!」
揚子が軽くガッツポーズで迎えてくれた。
頷いた茉莉花。
レセプションは無事に終わった。
どうやら、今の歌が
最後の〆だと茉莉花にもわかった。
日本からの議員団が退席する。
揚子と茉莉花も来た通路から退席した。
また、万雷の拍手。
視線が茉莉花に集まった。
お辞儀をして応えた茉莉花。

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