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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第15章 15
揚子と自室に戻って、
ソファに倒れ込む茉莉花。
緊張が、この時になって襲ってきた。
天井を見る茉莉花。大きな息を吐いた。
「ありがとう」
揚子が改めて言った。
「あんなに上手いとは思わなかったわ。
もしかして、歌手希望だったとか?」
揚子が話を続ける。首を振る茉莉花。
「音楽は苦手。仕事としてカラオケで歌うくらい」
茉莉花が伝えると、
「そうなの。感情が籠っていて、
私まで切ない気持ちになったわ」
と、揚子が微笑んだ。
「多分、曲と歌詞がいいのだと思うわ。
自然に感情が入っていけたから」
茉莉花が話した。それを謙遜と取ったのか、
揚子が、
「どちらにしても、
いいものを聴かせてもらったわ」
と、微笑んでいると、部屋の鍵を開ける音。
中国語の怒声が響く。
「隠れて!」
揚子が叫んだ。
茉莉花は訳も分からずに、
ソファの下に潜った。
揚子が中国語で、
男たちに向かって何かを叫んでいた。
揚子が中国語で叫び続けているが、
茉莉花にはわからなかったが、男の声はわかった。
「松井茉莉花はどこだ!」
男たちが揚子の制止を振り切って
部屋の中へ入ってきた。
揚子が何かを言っている。茉莉花にわかったのは、
「ここにはいない」
という部分だけ。それ以外は、わからなかった。
男の声で、
「では、お前だ」
という部分だけは聞こえたが、
それ以外は茉莉花には理解できなかった。
声と足音から、
乱入してきた男が三人だとわかった。
足音が大きいのは、踏みしめているからなのか、
巨体だからなのか、それはわからなかった。
声の調子は若い。20歳代から40歳くらいまで。
「やめて」
揚子の叫ぶ声がした。
「何をするの!」
さらに続く揚子の声。
前後の文脈はわからなかったが、
『松井茉莉花』という言葉が聞こえた。
それに呼応するように、
「出て来てはダメ!」
日本語で話す揚子の声。
茉莉子に向けたものだとわかった。
しかし、それに対して男たちは反応していない。
日本語がわからないのかもしれなかった。ただ、
「静かにしろ!」
と、言う男の声と、
「ウッ!」
と、言う声がして、
ドサッと倒れ込む音が聞こえた。
ソファから見える視界に、揚子が倒れていた。
ソファに倒れ込む茉莉花。
緊張が、この時になって襲ってきた。
天井を見る茉莉花。大きな息を吐いた。
「ありがとう」
揚子が改めて言った。
「あんなに上手いとは思わなかったわ。
もしかして、歌手希望だったとか?」
揚子が話を続ける。首を振る茉莉花。
「音楽は苦手。仕事としてカラオケで歌うくらい」
茉莉花が伝えると、
「そうなの。感情が籠っていて、
私まで切ない気持ちになったわ」
と、揚子が微笑んだ。
「多分、曲と歌詞がいいのだと思うわ。
自然に感情が入っていけたから」
茉莉花が話した。それを謙遜と取ったのか、
揚子が、
「どちらにしても、
いいものを聴かせてもらったわ」
と、微笑んでいると、部屋の鍵を開ける音。
中国語の怒声が響く。
「隠れて!」
揚子が叫んだ。
茉莉花は訳も分からずに、
ソファの下に潜った。
揚子が中国語で、
男たちに向かって何かを叫んでいた。
揚子が中国語で叫び続けているが、
茉莉花にはわからなかったが、男の声はわかった。
「松井茉莉花はどこだ!」
男たちが揚子の制止を振り切って
部屋の中へ入ってきた。
揚子が何かを言っている。茉莉花にわかったのは、
「ここにはいない」
という部分だけ。それ以外は、わからなかった。
男の声で、
「では、お前だ」
という部分だけは聞こえたが、
それ以外は茉莉花には理解できなかった。
声と足音から、
乱入してきた男が三人だとわかった。
足音が大きいのは、踏みしめているからなのか、
巨体だからなのか、それはわからなかった。
声の調子は若い。20歳代から40歳くらいまで。
「やめて」
揚子の叫ぶ声がした。
「何をするの!」
さらに続く揚子の声。
前後の文脈はわからなかったが、
『松井茉莉花』という言葉が聞こえた。
それに呼応するように、
「出て来てはダメ!」
日本語で話す揚子の声。
茉莉子に向けたものだとわかった。
しかし、それに対して男たちは反応していない。
日本語がわからないのかもしれなかった。ただ、
「静かにしろ!」
と、言う男の声と、
「ウッ!」
と、言う声がして、
ドサッと倒れ込む音が聞こえた。
ソファから見える視界に、揚子が倒れていた。

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