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面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第14章 14
榊原の発言に、気を良くしたのか、
「クリスマス会への誘いは、
任せてください。上手く誘い出しますよ」
と、満面の笑みで話す満。
満と茉莉花の夫婦と、
このなかでは一番付き合いがある瀬島。
今回の光男の老人ホーム入所で、
終始、協力的だった茉莉花を思い出すと、
悪事にノリノリで加担する満に不信感と、
ある種の憎しみが湧いてきていた。
今回のことでは利用できる満。
利用はする。でも、終われば、用無し。
そのときは…。
と思っていると、満が、
「そろそろ遅い。帰るよ」
と、言って立ち上がった。
確かに、時計は午前零時を過ぎている。
「送りましょうか?」
佐藤が声を掛けたが、
「大丈夫。タクシーを呼んでいますから」
と、満が答えた。
配車アプリで手配していたのか、
ホームを出ると、タクシーが既に待っていた。
乗って去っていく満。
満がいなくなって、残った面々。
光男や榊原、椎名、相馬の高齢者は、
さすがに遅くなって眠いらしく、
部屋の戻って寝てしまった。
残された施設長の佐藤、スタッフの佐々木、
ケアマネジャーの瀬島…。
「どう思う?」
瀬島が佐藤に話を振った。
「裏切るかもしれないってか?」
佐藤は、あまりにもノリノリの満に
疑念を持っている様子だった。
「それはないでしょ。ノリノリじゃないですか?」
佐々木は見たままの満の様子から
そう考えているようだった。
瀬島も、そこは同じだった。
「途中まで躊躇していたのに、
途中から、話にノリノリになって、
協力を惜しみませんって感じになった。
本当に協力するつもりか?
乗せるだけの乗せて、
やる気にさせて、すっぽかす可能性も」
佐藤は施設長として、
手配をしていく段取りもある。
誕生日会の二の舞は御免だということだろう。
瀬島にもそれはわかった。
「俺には、マジで乗り気だと見えたぜ。
妻への嫉妬や怨恨、俺たちの知らないものが
夫婦って関係にはあるんだと思う」
瀬島が話した。瀬島はケアマネジャーとして
いろいろな家に出入りしていて、
夫婦関係の難しさ、複雑さを感じることが
何度もあった。
今回も、その一類型だと思え、
今までの経験を佐藤と佐々木に話した。
「結婚なんてするものではないと思えてきた」
佐々木が笑った。
「クリスマス会への誘いは、
任せてください。上手く誘い出しますよ」
と、満面の笑みで話す満。
満と茉莉花の夫婦と、
このなかでは一番付き合いがある瀬島。
今回の光男の老人ホーム入所で、
終始、協力的だった茉莉花を思い出すと、
悪事にノリノリで加担する満に不信感と、
ある種の憎しみが湧いてきていた。
今回のことでは利用できる満。
利用はする。でも、終われば、用無し。
そのときは…。
と思っていると、満が、
「そろそろ遅い。帰るよ」
と、言って立ち上がった。
確かに、時計は午前零時を過ぎている。
「送りましょうか?」
佐藤が声を掛けたが、
「大丈夫。タクシーを呼んでいますから」
と、満が答えた。
配車アプリで手配していたのか、
ホームを出ると、タクシーが既に待っていた。
乗って去っていく満。
満がいなくなって、残った面々。
光男や榊原、椎名、相馬の高齢者は、
さすがに遅くなって眠いらしく、
部屋の戻って寝てしまった。
残された施設長の佐藤、スタッフの佐々木、
ケアマネジャーの瀬島…。
「どう思う?」
瀬島が佐藤に話を振った。
「裏切るかもしれないってか?」
佐藤は、あまりにもノリノリの満に
疑念を持っている様子だった。
「それはないでしょ。ノリノリじゃないですか?」
佐々木は見たままの満の様子から
そう考えているようだった。
瀬島も、そこは同じだった。
「途中まで躊躇していたのに、
途中から、話にノリノリになって、
協力を惜しみませんって感じになった。
本当に協力するつもりか?
乗せるだけの乗せて、
やる気にさせて、すっぽかす可能性も」
佐藤は施設長として、
手配をしていく段取りもある。
誕生日会の二の舞は御免だということだろう。
瀬島にもそれはわかった。
「俺には、マジで乗り気だと見えたぜ。
妻への嫉妬や怨恨、俺たちの知らないものが
夫婦って関係にはあるんだと思う」
瀬島が話した。瀬島はケアマネジャーとして
いろいろな家に出入りしていて、
夫婦関係の難しさ、複雑さを感じることが
何度もあった。
今回も、その一類型だと思え、
今までの経験を佐藤と佐々木に話した。
「結婚なんてするものではないと思えてきた」
佐々木が笑った。

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