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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第30章 神寂びの森とつながる未来
日本人の総氏神・・・ということは、
日本のどこにいても、ここにいらっしゃる天照大御神の庇護下にいる、ということだ。
それって考えてみれば、すごい信仰だなと思う。
普段あまり意識しないけど、日本という国が『天皇』という、一種のシャーマンを頂点にしている、世界最長の王国だということを思い出させる。
ここでのお作法ももちろん同じ。
二拝、二拍手、一礼だ。
お賽銭もちょっとだけ奮発しちゃったりして。普段は五円のところ、五十円! と意気込んでお賽銭箱に投げ入れる。
しかし、その隣で巴さん夫妻は、普通に百円玉を投げ入れていたりするのだが・・・。
「ゆらさん、何お願いしたの?」
お参りのあと、素直さんが聞いてきた。
ここに祀られているのは天照大神という、言ってみれば日本の国の主神だ。『何の神様』と限定されていないため、何をお願いしたものかと迷ったらしい。
でも私は、こういうときにお参りすることを実は決めていたりするのだ。
「うん・・・私、その地域の一宮(いちのみや)に行った時は、たいていね、『来させてくれてありがとう』って言うの」
昔は神社でお願い事ばかりしていた気がするが、ある時からご挨拶をすることが多くなった気がする。最近は素直さんが一緒だから、素直さんが元気でーとか、お仕事うまくいきますようにーとかお祈りすることが多いけど、基本私は神社ではその土地の神様にご挨拶する感じ。
「私も、ご挨拶って感じだった・・・ゆらさんもなのね?」
「確かに、神社は願いをかなえるというよりは、感謝をするところだって言ってる動画、みますよね」
「な!俺はめちゃくちゃ願い事をしてしまったぞ!」
素直さんがびっくりしたような顔をしていたが、別にしてはいけないわけじゃないと思うから・・・
「お願いしても全然いいと思うけど?」
なんて言ってみたが、彼の反応が面白くてふふっと笑ってしまった。
そんな私達を見て、巴さんたちも笑っていた。
じゃあ、別宮のお参りに行きましょうと、移動を始める。
歩きながら、ふと思う。
そう言えば、素直さん、結局、何お願いしたのかな?
前も聞きそびれちゃったな・・・
ちらりと彼の顔を見てみたが、すでに関心は周囲の森の木の大きさに移ってしまったみたい。『しかしでけー樹だな〜』なんて呟いていた。
日本のどこにいても、ここにいらっしゃる天照大御神の庇護下にいる、ということだ。
それって考えてみれば、すごい信仰だなと思う。
普段あまり意識しないけど、日本という国が『天皇』という、一種のシャーマンを頂点にしている、世界最長の王国だということを思い出させる。
ここでのお作法ももちろん同じ。
二拝、二拍手、一礼だ。
お賽銭もちょっとだけ奮発しちゃったりして。普段は五円のところ、五十円! と意気込んでお賽銭箱に投げ入れる。
しかし、その隣で巴さん夫妻は、普通に百円玉を投げ入れていたりするのだが・・・。
「ゆらさん、何お願いしたの?」
お参りのあと、素直さんが聞いてきた。
ここに祀られているのは天照大神という、言ってみれば日本の国の主神だ。『何の神様』と限定されていないため、何をお願いしたものかと迷ったらしい。
でも私は、こういうときにお参りすることを実は決めていたりするのだ。
「うん・・・私、その地域の一宮(いちのみや)に行った時は、たいていね、『来させてくれてありがとう』って言うの」
昔は神社でお願い事ばかりしていた気がするが、ある時からご挨拶をすることが多くなった気がする。最近は素直さんが一緒だから、素直さんが元気でーとか、お仕事うまくいきますようにーとかお祈りすることが多いけど、基本私は神社ではその土地の神様にご挨拶する感じ。
「私も、ご挨拶って感じだった・・・ゆらさんもなのね?」
「確かに、神社は願いをかなえるというよりは、感謝をするところだって言ってる動画、みますよね」
「な!俺はめちゃくちゃ願い事をしてしまったぞ!」
素直さんがびっくりしたような顔をしていたが、別にしてはいけないわけじゃないと思うから・・・
「お願いしても全然いいと思うけど?」
なんて言ってみたが、彼の反応が面白くてふふっと笑ってしまった。
そんな私達を見て、巴さんたちも笑っていた。
じゃあ、別宮のお参りに行きましょうと、移動を始める。
歩きながら、ふと思う。
そう言えば、素直さん、結局、何お願いしたのかな?
前も聞きそびれちゃったな・・・
ちらりと彼の顔を見てみたが、すでに関心は周囲の森の木の大きさに移ってしまったみたい。『しかしでけー樹だな〜』なんて呟いていた。

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