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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第30章 神寂びの森とつながる未来
再会の喜びを噛み締めたいところであったが、後ろを見ると結構な人が並んでいる。
挨拶もそこそこに、まずはお参りというわけで、
四人並んでお賽銭をぽいっとして神前に手を合わせた。

作法はいつも通りの
二拝、二拍手、一礼

豊受大神様は衣食住を安定させてくださる神様。
きっと、巴さんがこれから産む赤ちゃんも、一生食べることにも着ることにも住むところにも困らないでいられるだろう。

まずは何はなくとも、それをお祈りして。
そして、ついでに・・・

『素直さんのお仕事がうまくいきますように』

最後に、

『私も美味しいものが食べられますように・・・』
ちょっと考えてから、
『できれば太りませんように』
ともお願いしておいた。

多分、とても贅沢な願いだ。
でも、最近、なんだかウェストが気になり始めている。
原因は、素直さんといると、食べ過ぎちゃうということなのは分かっているのだが・・・。

お参りのあと、列を外れて四人でお話をする。
LINEでもお話していたけれども、やはり会ってお話すると違うなと思う。

「わーお腹大きくなったね〜」
とか、
「元気だった?ゆらさんのほうも」
とか。

その中で、素直さんが、
「せっかくだし・・・一緒に別宮回るか?」
なんて言ってくれる。私としてはもちろん大歓迎だ。

「そうですね、一緒に回るつもりなくても
 目的地一緒だから・・・一緒に回ってる
 みたいな感じになっちゃいますもんね」
港斗さんもそんな風に応えてくれた。

こうして、またこの不思議な縁のある四人でのお伊勢参りが実現することになったのであった。
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