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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第29章 始まりの海と再会の予感
まず自分たちが手と口を清めた後、水受けの中にいる二匹の緑色のカエルに水をかけるといいらしい。この緑色のカエルは『満願蛙』なのだそうだ。向かって右が男性用、左のちっちゃい子ガエルが何匹か背中に乗ってるのが女性用だそう。
「満願ってことは、願いが叶うって意味?」
「そうみたい。水かけとこうか?」
二人してお水をかけてお祈りをする。
なんだろう、この女性用の方・・・子沢山、みたいな?
もしかして、これの意味するところは『子宝』的なヤツ?・・・とか考えてしまい、一瞬ブンブンと頭を軽く振る。
昨日から、なんか私、そんなことばっかり考えちゃってるや・・・。
手水舎からまたしばらく歩くと、本殿がある。本殿でお参りを済ませた後、海の方を見てみると、すぐそこに海の中にそびえる注連縄で結ばれた大小一対の岩がある。
あれが、どうやら『夫婦岩』のようだ。
「なーんか、どっかで見たことあるな、これ」
額に手をかざし、ひさしを作るみたいにして夫婦岩を眺めていた素直さんが言った。
うん、私も見覚えがある。
多分、観光ポスターとか、なんかのTV特番とかで見たのかもしれない。それだけ有名なスポットなのだろう。
スマホで調べてみると、夏至のときにはちょうどこの岩の間から昇る朝日が見られるようだった。
注連縄が張ってあることからもしかして、と思ったけれども、この岩は『鳥居』のような役割を果たしているらしかった。実際の御神体は、この夫婦岩のさらに向こうにある興玉神石であり、それがすなわち、二見興玉神社の御神体なのだそう。
つまり、この神社は海の中の大岩を祀っているのである。
「あの向こうに岩・・・?あるか?」
「うーん。見えないね」
なんだろ、ここから見えないほどめっちゃ遠くにあるんだろうか?
私が必死に目を凝らしてみていると、後ろの方で、素直さんが『すいませ〜ん』と社務所にある授与所の巫女さんに声をかけていた。
素直さんが聞いてきたところによると、どうやら興玉神石とは、私達が思っていたような、海上にニョッキリと伸びているような感じではなく、岩礁のようなものらしい。普段は海中に没していて、大潮のときみたいな海面がだいぶ下がるときにのみ薄っすらと岩陰が見える程度だと巫女さんが教えてくれたようだった。
「満願ってことは、願いが叶うって意味?」
「そうみたい。水かけとこうか?」
二人してお水をかけてお祈りをする。
なんだろう、この女性用の方・・・子沢山、みたいな?
もしかして、これの意味するところは『子宝』的なヤツ?・・・とか考えてしまい、一瞬ブンブンと頭を軽く振る。
昨日から、なんか私、そんなことばっかり考えちゃってるや・・・。
手水舎からまたしばらく歩くと、本殿がある。本殿でお参りを済ませた後、海の方を見てみると、すぐそこに海の中にそびえる注連縄で結ばれた大小一対の岩がある。
あれが、どうやら『夫婦岩』のようだ。
「なーんか、どっかで見たことあるな、これ」
額に手をかざし、ひさしを作るみたいにして夫婦岩を眺めていた素直さんが言った。
うん、私も見覚えがある。
多分、観光ポスターとか、なんかのTV特番とかで見たのかもしれない。それだけ有名なスポットなのだろう。
スマホで調べてみると、夏至のときにはちょうどこの岩の間から昇る朝日が見られるようだった。
注連縄が張ってあることからもしかして、と思ったけれども、この岩は『鳥居』のような役割を果たしているらしかった。実際の御神体は、この夫婦岩のさらに向こうにある興玉神石であり、それがすなわち、二見興玉神社の御神体なのだそう。
つまり、この神社は海の中の大岩を祀っているのである。
「あの向こうに岩・・・?あるか?」
「うーん。見えないね」
なんだろ、ここから見えないほどめっちゃ遠くにあるんだろうか?
私が必死に目を凝らしてみていると、後ろの方で、素直さんが『すいませ〜ん』と社務所にある授与所の巫女さんに声をかけていた。
素直さんが聞いてきたところによると、どうやら興玉神石とは、私達が思っていたような、海上にニョッキリと伸びているような感じではなく、岩礁のようなものらしい。普段は海中に没していて、大潮のときみたいな海面がだいぶ下がるときにのみ薄っすらと岩陰が見える程度だと巫女さんが教えてくれたようだった。

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