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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第28章 結ぶこころと絡まる指先
【結ぶこころと絡まる指先】

今晩の宿は素直さんも使ったことがあるという『ルートイン伊勢』というホテルだった。ビジネス用と観光用を兼ねたようなホテルで、リーズナブルながら部屋はそこそこ広く、大浴場もあるなどサービスが良いのが特徴だった。

「夕飯、特に注文してないんですけど・・・どうする?」

コースは二つあった。
ひとつはホテル内にある居酒屋風のレストラン、花々亭で食事する。
もうひとつはお出かけして周辺の食事処で食べる。

素直さんには誠に申し訳ないが、昨日の夜の激しめのバス内エッチから睡眠不足だった私は、大神神社からここ伊勢までの道中、ひたすらに車内で眠り呆けてしまった。

彼女としてこれではいけないと、最初は頑張って目を開けようとしていたのだけど、笑って『寝てていいよ』なんて素直さんに言われた瞬間にパタリと寝落ちしてしまったという体たらくである。

加えて春日大社、石上神宮、大神神社と広大な敷地を誇る神社を一気に観光した疲れが足に来ている気もする。

素直さんだって2時間以上運転していたんだ、多分疲れているんじゃないかなと思う。

結局私たちは、ホテルに併設しているレストランでお夕食をいただくことにした。
居酒屋コンセプトだけあって、和洋中、いろいろなジャンルのものがある。

素直さんは『ここはこれがうまいんだ』と言いながら、『上田カツカレーうどん』を迷わず注文していた。へーそうなんだと思い、私はオススメとも書いてある『上田カレー』を注文した。ちなみに彼はそこにビールをつけている。

上田カツカレーうどん・・・その名の通り、スパイスの効いたカレーがうどんに掛かっており、その上に大胆にカツがのせられていた。考えてみれば、『カレーうどん』も『カツカレー』も見たことがあるが、『カツカレーうどん』なるメニューは初めて見た気がする。

さすが看板メニューである。上田カレー、コクもあってなかなか美味である。
お腹空いていたこともあって、あっという間に完食してしまった。

私達が泊まったのは床が畳敷きになっている和室タイプのツインのお部屋だった。
ツインと言ってもベッドは普通のシングルサイズのベッドよりも若干大きいようだ。畳敷きなので、素足で歩けるのもとても良い。
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