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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第27章 古の都と深まる絆(後編)
両親は、姫にこう言ったのだ。
『次にあのお方が来たら、地面に赤土を巻き、衣の裾に針で糸をくくりつけなさい』
そして、その糸を辿っていったら、この三輪山にたどり着いたので、『ああ、あのお方は大物主様だったんだ』と分かり、姫の身ごもった子は神様の子どもだということが判明したというわけだ。
これが『赤い糸』の元になっているという説もあるみたい。
お参りが終わって、もう一度素直さんの顔を見ると、私の方を見てこそいないけれども、なんとなく頬のあたりが赤いような気がする。
「これ、す、すげーなー・・・。いっぱい絵馬が吊るしてあるわ」
なんだかすごくわざとらしい感じ。
でも私もそれに乗らせてもらうことにした。
「次・・・行こうか」
「うん。そ、そうだね」
結局のところ、なんら話題が続くわけでもなく、私たちは夫婦岩を後にすることになってしまったのではあるけれども・・・。
スタスタ歩いていく彼の背中を追いかけながら、私は、さっきつないでもらった手がほんのりとまだ温かいような気がして、なんだかちょっと嬉しかった。
『次にあのお方が来たら、地面に赤土を巻き、衣の裾に針で糸をくくりつけなさい』
そして、その糸を辿っていったら、この三輪山にたどり着いたので、『ああ、あのお方は大物主様だったんだ』と分かり、姫の身ごもった子は神様の子どもだということが判明したというわけだ。
これが『赤い糸』の元になっているという説もあるみたい。
お参りが終わって、もう一度素直さんの顔を見ると、私の方を見てこそいないけれども、なんとなく頬のあたりが赤いような気がする。
「これ、す、すげーなー・・・。いっぱい絵馬が吊るしてあるわ」
なんだかすごくわざとらしい感じ。
でも私もそれに乗らせてもらうことにした。
「次・・・行こうか」
「うん。そ、そうだね」
結局のところ、なんら話題が続くわけでもなく、私たちは夫婦岩を後にすることになってしまったのではあるけれども・・・。
スタスタ歩いていく彼の背中を追いかけながら、私は、さっきつないでもらった手がほんのりとまだ温かいような気がして、なんだかちょっと嬉しかった。

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