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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第27章 古の都と深まる絆(後編)
とは言っても、これ以上近くには止められないようなので、散歩がてら二人で町並みを楽しみつつ、参道を歩いていく。趣のある小さな酒造があったりして、なかなか風情がある道だ。その酒造では、玄関先でお神酒を売っており、ついでにどういうわけか卵が山積みになっていた。
「奈良の酒っていうのも有名なんだよな」
それを見ながら素直さんが言うには、奈良は今で言うところの清酒の発祥の地だそうで、一昨年には『伝統的酒造り』でユネスコ世界文化遺産への登録もなされたほどだという。
「じゃあ、お酒買ってく?」
「帰りにしようか。荷物になるし」
まあ、そう言われりゃそうか。帰りもここをどうせ通るだろうし。
じゃあ、とそこを離れようとした時、奥から『お客さん!』とおじさんが声をかけてきた。
「お客さん!これから三輪さんにお参りかい?」
「え、ええ」
「じゃあ、こちら、どうだい?お参りの共に」
「いやあ・・・俺、今日、車なんで」
素直さんが手を振ると、おじさんが笑い出す。
「はっはっは!こいつあ、お供えもんさ。まあ、もちろん人も飲めるがね」
人が飲むなら奥にもっといいやつがあるよ、と言ってくる。確かに、酒と卵が置いてある台には『三輪さんのお参りに!お神酒セット』と張り紙がある。
なるほど、これは奉納品なのか・・・。
「あのぉ・・・卵もお供えなんですか?」
「おう!三輪さんは卵が好きだからね、お参りする人はみんな持ってくんだよ」
そうなんだ・・・
二人で顔を見合わせる。なんとなく『せっかくだからじゃあ』という雰囲気になり、生卵とお神酒のセットをひとつ購入した。
そんな事がありながら、ちょうどお腹の中のラーメンがこなれた頃に、鎮守の森に囲まれた二の鳥居が現れる。
「ここはね、少し特殊な神社なの・・・ほら、見て」
素直さんと一緒に縁起が書かれた案内板を見る。
そこには御祭神として
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
大己貴神(おおなむちのかみ)
少名彦神(すくなひこのかみ)
と書かれている。そして、『当神社は三輪山を御神体とする日本最古の神社』と明記されていた。
「山自体が神様ってこと?」
「そうなの。だからここ、本殿がないんだよね。山を拝むから」
「へぇ〜」
「奈良の酒っていうのも有名なんだよな」
それを見ながら素直さんが言うには、奈良は今で言うところの清酒の発祥の地だそうで、一昨年には『伝統的酒造り』でユネスコ世界文化遺産への登録もなされたほどだという。
「じゃあ、お酒買ってく?」
「帰りにしようか。荷物になるし」
まあ、そう言われりゃそうか。帰りもここをどうせ通るだろうし。
じゃあ、とそこを離れようとした時、奥から『お客さん!』とおじさんが声をかけてきた。
「お客さん!これから三輪さんにお参りかい?」
「え、ええ」
「じゃあ、こちら、どうだい?お参りの共に」
「いやあ・・・俺、今日、車なんで」
素直さんが手を振ると、おじさんが笑い出す。
「はっはっは!こいつあ、お供えもんさ。まあ、もちろん人も飲めるがね」
人が飲むなら奥にもっといいやつがあるよ、と言ってくる。確かに、酒と卵が置いてある台には『三輪さんのお参りに!お神酒セット』と張り紙がある。
なるほど、これは奉納品なのか・・・。
「あのぉ・・・卵もお供えなんですか?」
「おう!三輪さんは卵が好きだからね、お参りする人はみんな持ってくんだよ」
そうなんだ・・・
二人で顔を見合わせる。なんとなく『せっかくだからじゃあ』という雰囲気になり、生卵とお神酒のセットをひとつ購入した。
そんな事がありながら、ちょうどお腹の中のラーメンがこなれた頃に、鎮守の森に囲まれた二の鳥居が現れる。
「ここはね、少し特殊な神社なの・・・ほら、見て」
素直さんと一緒に縁起が書かれた案内板を見る。
そこには御祭神として
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
大己貴神(おおなむちのかみ)
少名彦神(すくなひこのかみ)
と書かれている。そして、『当神社は三輪山を御神体とする日本最古の神社』と明記されていた。
「山自体が神様ってこと?」
「そうなの。だからここ、本殿がないんだよね。山を拝むから」
「へぇ〜」

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