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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第27章 古の都と深まる絆(後編)
ひとつは、ニワトリを集めてくること、
2つ目は、大きな鏡を作ること、
3つ目は、豪華な勾玉とか弊で飾り付けたこと、
4つ目は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)に祝詞を上げさせたこと、
5つ目は、天手力男(あまのたぢからお)を洞窟の横にスタンバイさせたこと、
6つ目は、天細女命(あめのうずめのみこと)にほぼ全裸で踊らせたこと。

そうやって、やんややんやと大騒ぎしていると、気になったアマテラスが、ちらりと岩戸を開いて覗き見をしてきた。その時、作った鏡を差し向けて、アメノウズメが『ほらあなたより尊い神様が現れたので、皆が喜んでるんです』と言ったのだ。アマテラスは、その鏡に反射した自分の姿を新しい神様と勘違いし、ますますそれが気になって扉を開くことになる。

その隙をついて、力自慢の神様、アマノタヂカラオがガッと岩戸を掴んで無理やりこじ開け、アマテラスを引っ張り出したのだ。そして、更にダメ押しで、フトダマノミコトという神様がアマテラスの背後をしめ縄でもってとうせんぼして『これより中に入ってはもうダメです!』と告げる。

こうしてめでたく世界に光が戻った・・・という神話だったはずだ。この逸話から、日本神話では、ニワトリは太陽を呼び戻す鳥、暁に鳴く霊鳥ということになったというわけだ。

「え?裸で踊ったの?」
私の話を聞いて素直さんが真っ先に言った言葉がこれだった。

いや、引っかかるところ、そこかい!

「ん、まあ・・・そう書いてあるかな?」
実際、古事記にはちゃんと、『おっぱい丸出し』『アソコ丸見え』みたいな感じで書いてあるのだ。

昔の人はなかなか大胆である。

まあ、閑話休題。

こんな話をしつつ、参道をしばらく歩いていると『楼門』に到着する。
朱塗りの柱に白い壁、立派な檜皮葺(ひわだぶき 注:木の皮で葺いた)の屋根を持つそれは、私たちにとてつもない歴史の威容を感じさせた。それもそのはず、この門は鎌倉時代に作られたもので、国の重要文化財にも指定されている。

なんとなく、ペコリとお辞儀をして中に入る。

中は斎庭(ゆにわ)と言って、一種の神域とされている場所になるみたいだった。正面にこれもまた歴史を感じる拝殿がある。

同じく檜皮葺の屋根に少し歴史を感じる深い色彩の朱色の柱。しめ縄が渡された重厚な作りのそれは、国宝指定らしい。
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