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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第26章 古の都と深まる絆(前編)
なぜって?万葉集に収められている、この歌の意味はこうだからだ。
『芝付の御宇良崎(みうらさき)にあるという、紫(むらさき)色の『ねつこ草』。その寝つ子(いっしょに夜をともにした女の子)にもし出逢わなかったら、こんなに私は恋い焦がれて苦しいことなんてなかったのに』
・・・もっとぶっちゃけて言えば『一夜をともにしてセックスをしたあの子を僕は忘れられなくてとても恋い焦がれちゃってるよ』っていう、めっちゃ生々しい恋の歌、なのだ。
「えっと・・・意味は・・・と」
あわわわ・・・
なんだか知らないけど、私の方が慌ててしまう。
「あ、あのさ、あれあれ!あの樹はなんだろう!?」
「ん?ああ、あれか・・・えっとあれは・・・イチイガシ、だって。万葉名は『いちひ』。焚き付けに使うから最初の火って書いて『最火(いちひ)』って読むらしいよ」
「へ、へえ、そうなんだ!!」
こんな感じで、ちょっとドキッとしながらも、私たちは萬葉植物園を後にした。
宝物殿を正面に見て、右手に折れると『二の鳥居』がある。
その鳥居をくぐってすぐ左手に、座った鹿の彫像が目印の『伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)』があった。まずはお手々とお口をお清めする。
そして、そのすぐ隣にあるのが『祓戸(はらえど)神社』だ。
小さなお社と小さな鳥居のある神社。そこで一旦お参りをする。
「え?本殿の前にここでお参り?」
「あ、うん・・・そう。普通、摂社とか末社とかって本殿の後に回るんだけど、たまにこういうのあってさ。本殿に入る前に『ここで穢れを払ってからお参りしてね』っていうための神社ね。春日大社ではこの『祓戸神社』がそれに当たるんだって」
そういうわけで、二人でぺこり。
特に私なんか昨晩から煩悩まみれなので、念入りにお参りしておかないと下手したら罰が当たるかもしれない(言い過ぎか!?)。
お参りして、気分をスッキリさせた後は、さらに山道をえっちらおっちら登っていく。この辺になると、周囲にある木々はずいぶん大きくなり、まるで山の中のハイキングコースを歩いているような気分になる。
もう一回階段を登ると、そこが本殿だった。
『芝付の御宇良崎(みうらさき)にあるという、紫(むらさき)色の『ねつこ草』。その寝つ子(いっしょに夜をともにした女の子)にもし出逢わなかったら、こんなに私は恋い焦がれて苦しいことなんてなかったのに』
・・・もっとぶっちゃけて言えば『一夜をともにしてセックスをしたあの子を僕は忘れられなくてとても恋い焦がれちゃってるよ』っていう、めっちゃ生々しい恋の歌、なのだ。
「えっと・・・意味は・・・と」
あわわわ・・・
なんだか知らないけど、私の方が慌ててしまう。
「あ、あのさ、あれあれ!あの樹はなんだろう!?」
「ん?ああ、あれか・・・えっとあれは・・・イチイガシ、だって。万葉名は『いちひ』。焚き付けに使うから最初の火って書いて『最火(いちひ)』って読むらしいよ」
「へ、へえ、そうなんだ!!」
こんな感じで、ちょっとドキッとしながらも、私たちは萬葉植物園を後にした。
宝物殿を正面に見て、右手に折れると『二の鳥居』がある。
その鳥居をくぐってすぐ左手に、座った鹿の彫像が目印の『伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)』があった。まずはお手々とお口をお清めする。
そして、そのすぐ隣にあるのが『祓戸(はらえど)神社』だ。
小さなお社と小さな鳥居のある神社。そこで一旦お参りをする。
「え?本殿の前にここでお参り?」
「あ、うん・・・そう。普通、摂社とか末社とかって本殿の後に回るんだけど、たまにこういうのあってさ。本殿に入る前に『ここで穢れを払ってからお参りしてね』っていうための神社ね。春日大社ではこの『祓戸神社』がそれに当たるんだって」
そういうわけで、二人でぺこり。
特に私なんか昨晩から煩悩まみれなので、念入りにお参りしておかないと下手したら罰が当たるかもしれない(言い過ぎか!?)。
お参りして、気分をスッキリさせた後は、さらに山道をえっちらおっちら登っていく。この辺になると、周囲にある木々はずいぶん大きくなり、まるで山の中のハイキングコースを歩いているような気分になる。
もう一回階段を登ると、そこが本殿だった。

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