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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第24章 愛しき日々といつもの人々
キャリーケースに入っている着替えだって、こっちに置いておけば使えるわけだし、次の旅行で足りないものがあれば逆に家から持ってくればいいんだしな・・・。

それに、素直さんは私用の部屋を家にひとつ用意してくれている。キャリーケースのひとつや二つ置いても全く問題はなさそうだ。

「うん、じゃあ、そうさせてもらおうかな」
「その方が、行ったり来たりしなくていいじゃんね?」

こんな話になったので、今日はキャリーケースを持って帰るということから、ミッションが変更になってしまう。荷解きをして、洗い物を済ませるということになったのだ。

「御朱印帳、どうする?家に持って帰る?」
ちょっとそれは迷った。でも、多分、私は今後、一人で神社に行かないのではないかと思うのだ。

だから・・・ここに、素直さんのお家の『大事な物エリア』に置かせてもらうことにした。

後は何かあるかな・・・?そう思って、はっとする。
ネコちゃんのコスプレ衣装・・・あれはどうしよう。

そして、よく考えたら、彼のキャリーケースにはあのテールプラグと、シリコンローション・・・が?

コスプレ衣装など、家に持って帰ってもひとりで使うアテはない(当たり前だ)。ここに置いておくにしても、彼に見られたら、またとんでもないことになりかねない。そっと、取り出して隠しておこう・・・そう決めた。

そんなことをしているうちに、時計の針は9時を過ぎてしまう。
そろそろ帰らないと、明日の仕事に支障がありそうだ。

「じゃあ、帰るね」
「ん・・・あ、ああ・・・」

玄関まで彼が見送ってくれた。

靴を履こうとすると、すっと肩を抱かれる。
そのまま、黙って唇にキスをされた。

ちゅ・・・ちゅっ・・・

ドキン、と心臓が跳ねる。
なんだか、頭がボワッとしてしまって、今度は私のほうが彼の首に腕を回して強く唇を押し付けるようなキスをする。

ちゅちゅっ・・・

半開きになった唇に、スルッと彼の舌が入り込んできて、歯列をなぞり、舌を絡めてくる。

ちゅくちゅく・・・ちゅ・・・ちゅく・・・

唾液と唾液が混ざるいやらしい音が、口腔内から直接脳に響いてくるみたいで・・・それは私の中の官能を刺激して燃え上がらせてしまうのに、十分な破壊力を持ってしまっている。
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