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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第23章 祈りの先とつながる想い
目の前でお店の人が調理をしてくれるのだが、鉄板の上でジュウジュウ焼ける焼きそばに、ぼっかけと言われる牛すじとこんにゃくの煮付けが投入される。『そば飯』はそこに卵に絡めたご飯を投入・・・更に混ぜ合わせることで、焼きそばとチャーハンが合わさったような料理となるのだ。それをオムライスのようにふわっとした卵焼きをのせてマヨネーズとソースをかければ『ふわとろオムそば飯』の完成である。

おいしそう・・・
でも、量が多い・・・かもっ!

横では素直さんが、自分の目の前に出された、この店ナンバーワン人気メニュー『ぼっかけ焼きそば』を見つめている。そして、チロッとこっちの『オムそば飯』にも、その視線が向けられた。

「あー・・・なんだ・・・」
なんて、言ってるけれども、その視線がすべてを物語っていた。

そば飯も、気になるのだろう。
ただ、先程、たいそうな御高説を垂れた手前、言い出せねえな・・・と、顔に書いてある。

ふふっ・・・と思わず笑ってしまう。
多分、これでも、本人は顔に出してないつもりなんだろうな。

「私、こんなに食べられないからさ・・・ちょっと手伝ってくれない?」
私が言うと、ぱあああっ!と面白いように顔が輝く。

分かりやす過ぎる。

「その代わり、ぼっかけ焼きそば一口ちょうだい?」

前も言ったかもしれないけど、この一口ちょうだいムーブ、私はとても好きだったりするのだ。だって、これ、恋人同士って感じがするから。

こうして私たちはオムそば飯とぼっかけ焼きそばという神戸の二大B級グルメをしっかりと堪能することができたのであった。
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