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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第23章 祈りの先とつながる想い
この旅で何回も祈ったことだ。そして、きっと、彼も同じことを祈ってるだろうな・・・って思うこと。

『ずっと、この人と、仲良くいられますように』

そして、またペコリ・・・。
ほぼ同時に顔を上げた素直さんと目があうと、彼の目が優しく微笑んだ気がした。

さて、拝殿の右側には授与所がある。お守りや御朱印はこちらでいただけるようだった。

「木のお札なんかもあるのな」
素直さんが言った通り、名刺より二回りほど小さいサイズで、菊の御紋が透かし彫りになっている木の札があった。『荒御魂守』とあるので、なにか特別な札なのかもしれない。その他にも、さすが関西圏だけあって、阪神タイガースの虎のマークが描かれ、『勝運』とある絵馬なんかも。

後で知ったのだが、この神社には毎年、阪神タイガースの監督や選手が必勝祈願にやってくるらしいのだ。

「御朱印めちゃくちゃいっぱいあるなー」
「摂社や末社が多いんだね・・・ええとどれにしよう」

御朱印には通常の『廣田神社』と書かれたものの他に、『天照皇大神荒魂』とあるもの、それから少し離れたところにある境外摂社の御朱印もこちらでいただけるようだった(お参りした後、のようだが)。

ちょっと迷ったけれども、せっかくなので『天照皇大神荒魂』の方をいただくことにする。素直さんも、同じものにしたみたい。

「だって、これが珍しいんだろ?」
というのが彼の言い分だった。

御朱印を頂いて、拝殿を見て左に進むと、摂社、末社にお参りができるようになっている。白い鳥居の伊和志豆(いわしず)神社、5つの神社がくっつくみたいにして祀ってある五末社、何故かそれとは別に祀られている松尾神社、それぞれに手を合わせてご挨拶をして回る。

森の中みたいになっている道を進んでいくと、先程の手水舎のところまで出てくることができた。

「結構大きな神社だったな」
「うん、すごいね・・・やっぱり西のほうがこういう立派な・・・というか、落ち着いた感じの古い神社が多い気がするな」
「そうなんだ」
「関東にも歴史がある神社はあるんだけど、やっぱりなんか違うんだよね・・・」
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