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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第22章 国生みの島と出会いの縁(後編)
それはそれで気楽でいいけど、風呂に入る以外の楽しみがないので・・・つまんないと言えばつまんない。素直さんと一緒だと、湯上がりは楽しいけど、お風呂場ではやっぱりひとりだ。

だから、今日はお知り合いになった人と一緒に入れると思うと、楽しみなのだ。

「良かったね」
「素直さんも温泉好きなの?」
「ああ、出張先で行けたら行くって感じかな」

素直さんの出張先はたいてい都市部なので、温泉地があることが稀らしいけど、それでもホテルはできるだけ大きなお風呂があるところを選ぶらしい。

「手足伸ばして入れる風呂ってのはいいもんだし」
「気持ちいいよね」
「ああ」

そう言えば、素直さんはずっと運転してくれている。
さっきマッサージしてくれた恩返しに、お部屋に帰ったら背中とか、腰とかマッサージしてあげようかな・・・なんて思った。

お部屋に戻って浴衣に着替え(下着は普通!)、替えの下着やら小銭入れやらを布のバックに入れていく。メイク落としなんかは多分あるだろうけど念の為。あとはトラベル用のポーチに入った化粧水、美容液と乳液・・・こんなもんか?

ロビーに降りてから少しすると、巴さん達夫婦が降りてきた。
「よろしくお願いしますね」
「こちらこそ」

メンバーが揃ったので、送迎の車の手配をしてもらった。

「くにうみの湯、なんて、さすが淡路島ですね」
「ゆらさん、神社好きなんですね・・・」

どうやら、素直さんが、港斗さんに私達の出会いのきっかけをお話したみたいで、巴さんもそれを知っていた。

「神社の雰囲気が好きで、それで、日本神話とかも興味があって・・・そんなのもあって、今回、ここに来ることになったんですよね」
「あ、分かります。神社って、なんかしっとり静かで落ち着くっていうか」
「そういえば、旦那さん・・・港斗さん、すっごく神社とか詳しいですよね・・・」
「ああ、僕のは・・・御朱印帳集めようってなって、いろいろ調べてるうちにって感じなんです」
「神戸とかいっぱい歴史のある神社があって、いいですよね」

巴さん達によると、神戸には有名な生田神社の他にも、神戸八宮というのがあったり八宮巡りというのができる神社や、福男選びで知られる西宮神社、天照大神の荒御魂を祀っている廣田神社なんかもあるという。

おおおおっ!!!

ちょっと目が輝いちゃうぞ。
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