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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第22章 国生みの島と出会いの縁(後編)
今はご懐妊中なので少なくなってるそうだが、巴さんたちご夫妻は結婚前から結構アチラコチラ小旅行を楽しんでいるそう。私達が、これが初めての旅行だと言ったら、少しびっくりしたみたい。

「なんか、お二人、すごく・・・仲が良さそうだから、付き合って長いかなーって」

いやいや、実はまだ出会ってそれほど経ってないんですよ、なんて話したら、『懐かしい・・・私たちも、出会ってから割とすぐ、お泊りとかしてたから』なんて。

港斗さん、割とグイグイ来るタイプだったみたいで、あれよあれよと言う間にそうなったみたい。

「いろいろあったときにね、スポーツクラブで出会ったの・・・。旦那さんには、私、いっぱい支えてもらって・・・」
「なんか、お二人見ていると、すごい素敵な御夫婦だなって」

そう、今日見てきた二人の姿には・・・その随所にお互いを思い合ってる様子が見えた。
なんだろう、多分10年後も、20年後も、このふたりだったらずっとずっと手をつないで歩いているんだろうなーなんて思えた。

それは、私にとって、とても理想のことだった。

「ゆらさんたちも素敵だと思うわよ?」
「あ・・・うん・・・そうだといいな・・・って」

本当にそう思う。私も・・・私たちも、この二人みたいに・・・は、若干キャラ設定が違いすぎてきっとなれないけれど。
でも、この二人くらいにずっと仲良く過ごせるようにはなりたいなと思う。

新婚旅行のお話の流れで、ホテルの話になる。この後ろの半円形のところはなんだろう、とか、夏はプールもあるんですよねーとか。そんな中で、巴さんがこのホテルのお風呂・・・湯巡りのことも教えてくれた。昨日、素直さんが『他のホテルの風呂にも入れるみたい』と言っていたけれども、巴さんによると、日が高いうちだとそこまでグラスボード船で移動できたらしい。

「ええっ!そうだったんですね」
グラスボードなら、足元にきっときれいな海やそこを泳ぐ魚たちが見えたんだろうな・・・なんて思う。夜になると、危ないから車になっちゃうみたいで、残念だ。

「あ・・・そうだ。多分、今晩、うちは湯巡りすると思うの・・・。だから、よければ、ゆらさん、一緒にお風呂行きません?
 お風呂だとひとりになっちゃうから、一緒に来てくれたら私も楽しいし・・・」

それは私も願ったりだ。
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