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年下のバイト君にお持ち帰りされたパート主婦
第1章 お持ち帰りされた夜
パート先の同僚の送別会に参加した鈴木奈穂美。職場であるスーパーの近くにある居酒屋で行われている。
奈穂美は隅の席で、他のパート仲間と談笑していた。会が進み、みんなが席を移動してそれぞれに盛り上がっていると、賑やかなテーブルの向こう側から、田沢幹男が奈穂美のテーブルに移動してきた。
「お疲れッス。鈴木さんがこういう会に来るのって珍しいッスね」
幹男は、少し距離を詰めるようにして、奈穂美の横に座ってきた。
田沢幹男、24歳。地方の学校を卒業後、お笑い芸人の夢を追うために上京して、奈穂美と同じスーパーでアルバイトをしている。
しかし、芸の道に挫折し、現在は活動の場をYouTubeに移している。自ら「ユーチューバー」を名乗るものの、その配信内容は下品な動画で閲覧数を稼ぐのが精一杯。実態は、夢を追い続けるのではなく、手の届きやすい承認欲求の獲得へと逃げ込んだフリーターに過ぎなかった。
容姿も正直パッとしない。流行を無理に追いかけることで、どうにか自分をお洒落に見せようとする姿が、かえって彼の虚栄心を物語っている。
しかし、幹男には、その凡庸な見た目を覆す強烈な武器があった。それは、天性の厚かましいほどのノリと、圧倒的な押しの強さ、そして瞬間的な勢いだ。彼はこの三拍子を駆使して女性を口説き落とし、弄んでは捨てることを繰り返すゲスな男であった。
「あっ、田沢君、お疲れさま。うん、中村さんには凄くお世話になったから」
奈穂美はにこやかにそう答え、グラスに注がれたチューハイを一口飲んだ。少し酔いが回っているのか、頬がほんのり赤い。
奈穂美の笑顔は親しみやすく、その場にいる誰もが好感を持つタイプだ。子育て中の主婦らしい、生活感を感じさせるが、時折、ショートボブの髪をかき上げる仕草、ほんのり赤らんだ顔に、40代に入った人妻の艶っぽさが滲み出る。このごく平凡な主婦がまとう「人妻」の雰囲気が幹男の悪い癖を刺激してくる。
「中村さん、みんなに頼りにされてたッスもんねぇ〜」」
幹男は、相槌を打ちながら、ジョッキのビールを呷る。
「でも、鈴木さんてご主人もお子さんもいるのに、遅い時間まで飲んでて大丈夫なんすか?」
さりげなく奈穂美のプライベートに踏み込む。
奈穂美は隅の席で、他のパート仲間と談笑していた。会が進み、みんなが席を移動してそれぞれに盛り上がっていると、賑やかなテーブルの向こう側から、田沢幹男が奈穂美のテーブルに移動してきた。
「お疲れッス。鈴木さんがこういう会に来るのって珍しいッスね」
幹男は、少し距離を詰めるようにして、奈穂美の横に座ってきた。
田沢幹男、24歳。地方の学校を卒業後、お笑い芸人の夢を追うために上京して、奈穂美と同じスーパーでアルバイトをしている。
しかし、芸の道に挫折し、現在は活動の場をYouTubeに移している。自ら「ユーチューバー」を名乗るものの、その配信内容は下品な動画で閲覧数を稼ぐのが精一杯。実態は、夢を追い続けるのではなく、手の届きやすい承認欲求の獲得へと逃げ込んだフリーターに過ぎなかった。
容姿も正直パッとしない。流行を無理に追いかけることで、どうにか自分をお洒落に見せようとする姿が、かえって彼の虚栄心を物語っている。
しかし、幹男には、その凡庸な見た目を覆す強烈な武器があった。それは、天性の厚かましいほどのノリと、圧倒的な押しの強さ、そして瞬間的な勢いだ。彼はこの三拍子を駆使して女性を口説き落とし、弄んでは捨てることを繰り返すゲスな男であった。
「あっ、田沢君、お疲れさま。うん、中村さんには凄くお世話になったから」
奈穂美はにこやかにそう答え、グラスに注がれたチューハイを一口飲んだ。少し酔いが回っているのか、頬がほんのり赤い。
奈穂美の笑顔は親しみやすく、その場にいる誰もが好感を持つタイプだ。子育て中の主婦らしい、生活感を感じさせるが、時折、ショートボブの髪をかき上げる仕草、ほんのり赤らんだ顔に、40代に入った人妻の艶っぽさが滲み出る。このごく平凡な主婦がまとう「人妻」の雰囲気が幹男の悪い癖を刺激してくる。
「中村さん、みんなに頼りにされてたッスもんねぇ〜」」
幹男は、相槌を打ちながら、ジョッキのビールを呷る。
「でも、鈴木さんてご主人もお子さんもいるのに、遅い時間まで飲んでて大丈夫なんすか?」
さりげなく奈穂美のプライベートに踏み込む。

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