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O……tout……o…
第1章 おとうと
 47

「そ、それに…さ………」

「ひ……ん………」

「それにさ、ぼ、ボクが………」

 肩にギュッと、力がこもり……

「ボクが、一番、会いたかった……んだ………」

「ひ………っ……」

 その言葉に、嗚咽が高ぶってしまう……

「っく……ひっ……ん………」

 だって…

 わたしだって…

 本当は――――

「う、ウソ……っ………」

「嘘じゃないよ……」

「う、ウソ…よ……」

「嘘じゃない……ボクは、あれからも……」

 掴まれてる肩が、痛い…

「あれからも…あーちゃんのこと……」

「……………」

「忘れたことなんて…ないっ………」

「……っく…………」

「忘れられないんだっ…」

 そして、しんちゃんは、グッと、掴んでいる肩を引き寄せ…

「………っ」

 顔を、唇を……

 近づいてきた―――

「あ、あーちゃんっ……」

「…………っ」

 わたしは、必死に、顔を振り…

 逃げ………

 逃げられなかった……

 避けた、顎をグイっと寄せられ…

 唇を…

 キスを、されてしまう―――

「………………」

 逃げる気なら…

 避ける気なら…

 退ける気なら…

 どうにでもなったはず……

「あー…ちゃ……ん…………」

 だが、わたしは……

 受け留めてしまった。

「ん…………」

 舌先で、唇をこじ開けられ…

 熱い…

 しんちゃんの、熱い…

 10年分の、熱い激流が、流れ込み…

 わたしの心と、カラダを、一瞬にして…

 融かしてしまう―――

「あ…………」

 それは、辛うじての、声だけの抗い……

 そして、脳裏には、また、あの昔が……

 色鮮やかに甦り…

 いっぱいに、広がってきた。

 あの時は…

 あの頃は…

 ううん…

 今も……

 本当に、しんちゃんが…

 大好き―――

 力が、完全に抜け…

 融け…

 目しか…動かせない。



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