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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第4章 心に降る雨ー海辺にて、炎の一夜。身も心も燃やし尽くしてー
刹那、ほんのひととき、男の引き締まった体躯から、樹木の香り(ウツディノート)が漂ってきた。それは白檀(サンダルウツド)や松や檜(シダーウツド)を中心とした上品で落ち着きのある香りだ。
とても好感が持て、包まれると安心するような香りではあるけれど、記憶にある彼の懐かしい香りとはどこか違う。《彼》が好んで焚きしめていたのは、青葉の香り(グリーンノート)だった。これは、青々とした葉や芝生、新芽などを彷彿とさせ、自然で新鮮、かつ爽やかな香調のように記憶している。
両者とも草木系の香りではあれど、前者が熟成した大人を思わせるのに対し、後者は溌剌とした若者のように伸びゆく若木を思わせる。
とても好感が持て、包まれると安心するような香りではあるけれど、記憶にある彼の懐かしい香りとはどこか違う。《彼》が好んで焚きしめていたのは、青葉の香り(グリーンノート)だった。これは、青々とした葉や芝生、新芽などを彷彿とさせ、自然で新鮮、かつ爽やかな香調のように記憶している。
両者とも草木系の香りではあれど、前者が熟成した大人を思わせるのに対し、後者は溌剌とした若者のように伸びゆく若木を思わせる。

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