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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第2章 叶わぬ夢~憧れ~
小瓶の中には何か入っている。興味を惹かれ、香蘭は小瓶の蓋を外し、苦労して中身を取り出した。何かと思えば、小さく折りたたまれた紙片だ。きっちりと蓋をしてあったのが幸いして、紙片はうっすらと湿っている程度で、開いても破れはしなかった。それでも、細心の注意を払いながら開いてゆくと、短い文章が書き付けられている。
ーこの手紙を読んでくれたあなたへ 三日月(新月から数えて三日めの月)の夜に真珠海岸で待っています。