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イケナイアソビ。
第7章 咎人-出逢い編-

 (三)



 男に引きずられるがまま、藤次郎がやって来たのは大きな屋敷だった。
 おそらくはこの男の屋敷だろう。男は勝手知ったる様子で門を抜け、屋敷の中を歩く。
 立派な門に広い敷地内。男は相当な身分であることは打ち明けられなくともすぐに理解した。

 この男以外に人はいないのか。屋敷内はとても静だ。
 藤次郎は逃げ出そうにも両手首を縄で縛られ、身動きが取れない。男のされるがまま、一角にある広い座敷に通された。


「お前は誰だ? あそこで何をしていた」
「…………」
 問われても相変わらず口を噤んだきりだ。男は藤次郎の顎を持ち上げた。


「どうしても言わない、か」
 男と視線を交えるだけで、藤次郎の胸が高鳴る。この状況でいったいどうしたというのだろう。藤次郎はどこか浮き立つような感覚になる自分の心を取り戻すため、男から目を逸(そ)らした。どうやらそれがいけなかったらしい。男は何を思ったのか、突然藤次郎を押し倒した。

 ただでさえ両手首を縛られているというのに、男に組み敷かれ、仰向けにされてしまってはもう何もできない。

「何をっ!」

 驚いた時には既に遅く、着物の合わせ目を開かれ、上半身を剥き出しにされた。同時に男の手が藤次郎の下肢を割り開く。

 いったい自分は何をされるのか。
 わからないからこそ、恐怖が込み上げてくる。

「言わねば吐かせるまでだ」

 男は口元に笑みを浮かべると、藤次郎の喉を食んだ。それからゆっくりと鎖骨を通り、乳首のひとつに吸い付いた。同時に、もう片方の乳首もまた、男の伸びてきた手によって摘まれてしまった。


「なにをっ」
 いくら自分の容姿が母親譲りだといっても、藤次郎は男だ。まさかこのような目に遭うとは思っていなかった藤次郎は焦る。

「いやだっ、こんなっ!! 離せっ!!」

 身体を捩り、何とかこの場を抜け出そうと試みるものの、両腕は縄で縛られ、自由が利かない。そうこうしている間にも、男はより大胆になっていく。空いているもう片方の手が、割り開いた下肢の間にある大きく反り上がった藤次郎の一物に触れた。


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