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紅蓮の夜に、君をさらう
第1章 炎の宮殿、出会いの夜
でも、私には――その意味が、まだ分からなかった。

「えっ……」

足元がふらつく。

体が、じんわりと震え始めた。

「もしかして……盗賊……?」

そう問いかけた私を、部下たちは顔を見合わせた。

誰も否定しなかった。

「――人殺しっ!」

震える声で叫んだ瞬間、私は彼から距離を取ろうと身をよじる。

だが、その前に彼――夜叉王は、私の腕を強く掴んだ。

「待て。俺は誰も殺していない」

「うそっ……!」

私は思わず叫んだ。

でも彼の目は、まっすぐ私を見ていた。嘘をついている目には見えなかった。

「皇帝も、その周囲の者も、ちゃんと逃がしてある」

「えっ……!」

父上も――母上も?

逃げられたの?

命は、助かっている……?
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