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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第40章 文化祭
「おはよー、陽菜。彼氏来たぁ?」


 学校に登校すると、ゾンビメイクをした沙耶とチェーンソーを持った森田くんが廊下で寛いでいた。


「まだだよ、でも来てくれるって」

「ふうん、楽しみだねー!」


 沙耶はウキウキしている。


「あ……あのね、沙耶。真人お兄ちゃん、ちょっと遅くなるみたい」

「あ、そうなんだ?」


 沙耶は目を丸くすると、すぐにスマホを確認した。


「真人さんからLINEなしかぁ……」


 低い声で呟く沙耶を見て私はドキッとする。


「ねえ、陽菜ぁ。真人さんってマメじゃないのかな? 最近全然LINEしてくれないんだけど」

「えっ……」

「もしかして好きな人でもいるのかなぁ」

「……っ……」

「陽菜、何か知ってる?」


 沙耶はこっちを探るような目で私を見てきた。


「えっと……就職決まったし、色々忙しいんじゃないかな……」


 私は適当に誤魔化した。本当は家では私とセックスしてるなんて口が裂けても言えないよ……。


 私は後ろの髪の毛を前に持ってきて顔を隠して貞子風にした。


「うわっ、陽菜ちんが貞子になった!」

「きゃー! 呪われるぅ!」


 よくよく考えれば、もしかして私……こんな格好で一ノ瀬さんを出迎えなきゃいけないの?



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