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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第46章 甘い誘惑
「ふっ、陽菜のこと、何も分かってないんですね」

「……確かにオレはまだ何も知らない。でも君たちの関係は知っている」

「あー……それなら話が早いな」


 敬語だった真人お兄ちゃんがいつもの口調に戻った。


「俺たちのこと知ってるんなら、簡単に陽菜と付き合えると思ってんじゃねーよ」

「……っ!」

「誰と付き合うかは陽菜が決めることだ。でも陽菜は簡単に俺たちを切り捨てたりしねぇ……。付き合うんなら、相当覚悟しろってことだよ!」

「……っ」

「陽菜の見た目だけを好きになったんなら、やめとけよ。陽菜はあんたが思ってるような女じゃない。だからもし陽菜を傷つけたりしたら、絶対許さねぇからな」


 真人お兄ちゃんはそう言うと、バイブのスイッチを切った。


「陽菜、今日はもう帰るぞ。早く帰って、俺とセックスしたいだろ?」


 真人お兄ちゃんが一瞬、悪役に見えた。一ノ瀬さんにひどいことを言っている。でもそれはよく聞けば、私のために言ってくれているとわかった。


「一ノ瀬さん、ごめんなさいっ……。こんな私でごめんなさいっ……」


 私はずっと黙っている一ノ瀬さんに謝ることしかできなかった。


 店を出る時に振り返ったら、一ノ瀬さんが額に手を当てて落胆しているのが見えた。その姿を見て胸が痛んだ。


 ごめんなさい、一ノ瀬さん……。


 たぶんもう二度と、一ノ瀬さんから連絡は来ないような気がした。







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