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わたしの妄想日誌
第5章 娘のお見合い
 今日は娘のお見合い。女手ひとつで育ててきたから今日のような日を迎えてわたしは感無量です。先方も男手ひとつで息子さんを育ててきた。ふとしたことから同じような状況で子育てしてきた先方と知り合って親同士は意気投合。あとは子供同士が気に入ればめでたく婚約成立の運び。割烹旅館のお座敷で両家が向かい合って座っていなす。

 「ご趣味は?…」
 「読書や映画鑑賞など…」
 「いいですね。演劇鑑賞も好きです」
 「わたしも。表情や息遣いなどまでわかって」

 「運動はお好きですか?…」
 「はい。身体を動かすことは大好きです…」

 子供同士はお互い頬を紅潮させながら定番のやり取り。親同士はそんなやり取りを横で見守りながら、時折視線を交わして頷いたり苦笑したり。

 「ほら、お盃が空よ。お酒をお注ぎして…」
 「あ、いけない…。さ、どうぞ」
 「すみません、ありがとうございます」

 娘がぎこちない手つきで先方にお酒をお注ぎします。わたしもお父様にお酒をお注ぎします。

 「すみません、のんびりしておりまして」
 「いやいや、初々しくてかわいいじゃありませんか。昼間にいただくお酒の味はまた格別ですな」
 「そうですわね」

 お料理もお酒も美味しくて親たちは大満足。

 「では、あとは若いもの同士に任せて…」
 「そうですね…」

 親たちはお座敷から退場して隣の小部屋へ。入れ替わりに仲居さんがお座敷に入ってきてお床を延べ始める。

 「では、ごゆっくり」

 襖の向こうから仲居さんの声が聞こえます。いよいよ二人きりになったようです。わたしたちは声をひそめて成り行きを見守ります。襖を薄く開けて…。

 「倅のやつ、なりはデカいが気が小さいところがありましてね…」
 「お優しい性格でいらっしゃいますのよ。ウチの娘こそ気が回らなくて…」
 「お互い、親に似たのでしょうな」
 「そうですわね」
 「始まるまで少々かかるかもしれませんな」
 「…そうでもなさそうですわよ」

 布団の上で仁王立ちになった息子さん。その前に娘がひざまずいてブラウスのボタンを外しています。息子さんがベルトを外してズボンを足元に。娘が息子さんのパンツをスッと下ろすと元気にそそり立ったお肉棒が飛び出しました。

 「まあ…。息子さんもご立派」
 「娘さんの手際も確かですな。お母さんに似て」
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