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わたしの妄想日誌
第17章 ××××鑑賞会
十二、彼女はしばらくの間、張形を抜き挿ししている。やがて自ら区切りをつけるように手を止めた。その切り上げ方には、衝動というよりも、あらかじめ定められた手順をなぞるような整然さがあった。そして彼女は、ためらう様子もなく、テーブルに置かれていたもう一つの桐箱へと手を伸ばした。『鑑賞会』で彼女が桐箱を二つ用意してきたのは、小生にとっては今日が初めてだった。一つ目の箱と同じ手順で取り出したのはやはり張形だった。しかし、それを手にした彼女の目つきは、先ほどとは明らかに異なっているように小生には映った。取り出された張形は、先の陶器のような艶やかさはなく、むしろ粗野な味わいがあって、おそらくはゴムでできているように見えた。色も、漆黒ではなく、茶色と蜜柑色の中間のような色合いであった。大きさだけは、先のものより一回り大きいように映った。
十三、小生の妄想に過ぎないが、先の張り形がご夫君から与えられたものだとすれば、今の張り形は、それこそ別の誰かの手を経たものではないかと思えてならなかった。何より、彼女の目つきが明らかに異なっている。わたしは、ご夫君の悲哀を感じずにはいられなかった。小生は、二本目の張り形を手にした彼女の行く末をしっかりと見届けなければと思わずにはいられなかった。彼女は張形を手にすると、口元に運んで舌を這わせた。そしておもむろに口に含んでいった。その所作には、先ほどまでの整然とした手順とは別種の、器具への親しみのようなものを感じさせた。彼女の美貌は張形を咥えて否応なく間延びした貌となり、そのような貌を晒してもなお張形を咥える彼女に、小生は何かしらの彼女の思いを感じるとともに著しく興奮した。
十四、彼女はテーブルの小瓶の蓋を取ると、張形に向けて小瓶を傾けた。透明な粘り気のある液体が器具の表面をゆっくりと伝い落ちていく。小瓶をテーブルに戻すと、彼女は張形に塗された液体を、掌を使ってまんべんなく行き渡らせた。その所作は、流れるように円滑であり、決してこの場で即興に行われているのではなく、日頃度々なされていることを感じさせた。張形が割れ目に押し当てられる。彼女は先刻よりも大きく股を開いて張形を体内に収めようとしている。切なげな声が漏れ、その声は満足感を伴っているように聞こえたから、彼女の顔色を窺えば、口元はわずかに微笑んでいるように見えた。
十三、小生の妄想に過ぎないが、先の張り形がご夫君から与えられたものだとすれば、今の張り形は、それこそ別の誰かの手を経たものではないかと思えてならなかった。何より、彼女の目つきが明らかに異なっている。わたしは、ご夫君の悲哀を感じずにはいられなかった。小生は、二本目の張り形を手にした彼女の行く末をしっかりと見届けなければと思わずにはいられなかった。彼女は張形を手にすると、口元に運んで舌を這わせた。そしておもむろに口に含んでいった。その所作には、先ほどまでの整然とした手順とは別種の、器具への親しみのようなものを感じさせた。彼女の美貌は張形を咥えて否応なく間延びした貌となり、そのような貌を晒してもなお張形を咥える彼女に、小生は何かしらの彼女の思いを感じるとともに著しく興奮した。
十四、彼女はテーブルの小瓶の蓋を取ると、張形に向けて小瓶を傾けた。透明な粘り気のある液体が器具の表面をゆっくりと伝い落ちていく。小瓶をテーブルに戻すと、彼女は張形に塗された液体を、掌を使ってまんべんなく行き渡らせた。その所作は、流れるように円滑であり、決してこの場で即興に行われているのではなく、日頃度々なされていることを感じさせた。張形が割れ目に押し当てられる。彼女は先刻よりも大きく股を開いて張形を体内に収めようとしている。切なげな声が漏れ、その声は満足感を伴っているように聞こえたから、彼女の顔色を窺えば、口元はわずかに微笑んでいるように見えた。

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