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第1章 妻の性癖

あ、
ああっ、
あー、
ああっ、
あーっ、

私は大きな声で叫び、
深く息を吸い込んだ。

大丈夫か？
夫が心配して、私の顔を覗き込む。

だめ、だめ
もっと乱暴にして
私をめちゃくちゃにして

ああ、もう、
どうなってもいい、私

夫は再び腰を私のお尻に打ち付け始めた。

ああ、
ああ、
最愛の夫の姿が見えない、
後ろからされているから、

ああ、
私、
今、誰から犯されているの？

あの時、
あの時、
ああ、
あの時と同じ、
後ろから、激しく犯されている。

ああ、
興奮する。
いやだ、
いっちゃう、
いきそう、
いくの、
いくの、
ああっ、

ああ、
わたし、
もう、
どうなってもいい、
めちゃくちゃにして、
ああっ、
ああっ、
もっと、めちゃくちゃにして、
もっと、
もっと、
いっちゃう、
いっちゃう、
だめ、だめ、
いく、
いく、
ああっ、


いとおしい、あなた。
ごめんなさい。
また、あの時のことを、
思い出しながらいったわ。

あの時の、男の人たちを、
いくとき、
どうしても思い出す。

私に快感を与えてくれたあの人たち、
犯される興奮を教えてくれたあの人たち、
私は今でも、あの人たちの奴隷だわ。

私はずっと、これからも、
あの体験に囚（とら）われたまま、いくの。

（おしまい）