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女編集長の痴態
第2章 緊急事態発生 写真が無い!
撮影の前には準備作業として、露出(照明の明るさ)や色温度(画面が赤っぽいか青っぽいか)の設定に時間がかかる。プロは、その辺はすごく神経質だ。
時間をかけて、時にはポラロイドカメラ(その場で写真が出来上がるインスタントカメラ=チェキみたいなやつ)で写り具合を確認する作業もやる。
オレたちは、「ポラを切る」…と言っていた。
レンズの発色もカメラメーカーによって微妙に違う。そのため、同じメーカーを使い続ける。(システムを入れ替えるのにお金がかかるという事情もある)

ところが、デジタルの機材となってその辺に神経を使うことから解放された。極端な話、撮影後のデーター処理でどうにでもなる。
半人前のオレでもどうにか務まるのだ。

次長がコンテの絵を確認しながらポーズの指示を出す。
安達くんに機材を動かしてもらいながら、照明の角度の変更とレフ板(リフレクター板=照明を反射させる板のこと)を持ってもらう。

基本的に暗い画像なので、モデルさんの顔を明るく照らす必要は無い。
安達くんには、黒いケント紙で暗い背景を作ってもらう作業も頼んだ。

まずはお尻を突き出すポーズである。
次長が、遠慮無くスカートをめくり、パンティの露出具合を調整する。

香織さんの下着姿。
ウエストとお尻のアップ。

オレは撮影に夢中だった。
次長が細かくアングルの指示を出す。

ふと、気づく。
これ、ものすごくエッチな状況だ。
香織さんは顔が真っ赤だ。上気した表情。

お尻を高く上げている。
股間の膨らみがすごくイヤらしい。よく見ると、陰毛の影が見える。
香織さんの陰毛など、想像したことも無かった。

オレは気づいた。
ストロボの鋭い光を浴びるたびに、香織さんがピクッと動く。
オレは男だが、撮影の強いストロボ光に全身が舐められているような感覚を感じる事がある。

きっと、香織さんは全身が敏感になっている。
ストロボの鋭い光に照らされることで、性感が高まっているのだ。
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