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午後四時までの性隷
第8章 動き出した歯車
きっとそんな私の気持ちを察したのでしょう、榎木さんからまたすぐメッセージが届きました。

「急にお誘いしてもすぐにお出になることは難しいでしょうし、ドライブはNGですよね」

直接私の気持ちを言い当てないところが憎いです。

「でも、こんな偶然を逃したくない気持ちがとても強いです」

それは私も同じよ、榎木さん。

「お近くだと人目もあるでしょうし、外出するとなれば準備も必要でしょう。幸いなことに僕の次の予定までは4時間あります。ゆっくり考えてくだされば結構です」

考えるなんて、そんな…。

「ただ、僕はアイさんに会いたい。アイさんがどんな人なのかこの目で確かめたい。アイさんにも僕がどんな人間か見て欲しい。面接だと思ってください。僕が信用に足る男か、アイさんの目で確かめてください」

今までのやり取りが嘘のように、熱のこもったメッセージになりました。

そのせいか、私の後悔はだんだんと薄れていきました。

「少し遠いかもしれませんが、S駅にあるMデパートでお会いしませんか?2階にある喫茶室Aでお待ちしています。きっと来てくださると信じて待ってます。もしいらっしゃらなかったら、僕は諦めます」

諦めます、とまで言わせてしまった自分が歯痒く思いました。
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