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午後四時までの性隷
第6章 意を決しての投稿
「あの人たちがバレないなら、私だって…」

歯止めや理性という言葉は、その間、私の辞書から消えていました。

意を決して、初めての書き込みに挑戦します…・

選んだのは「M女からS男」という伝言板です。

登録名は本名の藍子から「アイ」にしました。

フリックする指先が震えています…。

それでも、こう書き込みました…。

「アイといいます。私を縛ってくださる方を募集します。年齢は問いません。矛盾しているかもしれませんが、初心者なので優しい方がいいです。既婚者なので、平日の午前中から夕方までに時間の取れる方でお願いします」

ひとつ大きく息をして、送信ボタンをタップしました。

するとどうでしょう。

書き込んで1分もしないうちに、登録したメールアドレスに伝言板のサイトからお知らせのメールが届くじゃないですか。

こんなにも反応が早いなんて、信じられませんでした。

「新着メッセージがあります」

そんな件名のメールが、そこからひっきりなしに私のスマホに届くのです。

10分ほどで20件もメールが届き、私は急に現実に引き戻された気がして怖くなり、自分の書き込みをすぐに削除してしまいました…。
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