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午後四時までの性隷
第30章 閉められたカーテン
でも、できませんでした。

だって、自分はもっととんでもないことを、今しがたまでしていたのです。

それが負い目となっていたのでしょう。

無意識のうちに。家を飛び出してしまったのでした。

娘にしてみればどうだったでしょうか。

帰宅してみれば、いるはずの母親がいない。

普通は電話でもして探すものではないでしょうか。

でも、私のスマホには娘からの着信はありませんでした。

すぐに帰ってくるとでも思っていたのでしょうか。

だとしたら、家の中であんなことはできません。

いつ帰ってくるかわからない親に、見られてしまう可能性が高いからです。

そもそも、なんで男の子が一緒だったのでしょう。

娘に彼氏がいるなんて、全く知りませんでした。

あの口ぶりからすると、そう短い期間の付き合いではなさそうです。

数回のセックスを経ないと、あんなことは言えません。

自分のことと娘のこと…。

今朝から今まで半日すら経っていないのに、ここまで変化が訪れるなんて…。

どうしていいのやら、頭の中は完全にぐちゃぐちゃになっていました。

ただ、やっぱり言うべきことは言わないといけません。

私は意を決して家に戻ることにしました。

あの会話を聞いてから、1時間も経っていません。

「ひょっとして、まだ…」とも思いましたが、それでもいい…。

きちんと言い聞かせることが大事だと…。
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