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誰にも言えない回顧録
第2章 28歳 大学職員
身体に力が入らない。
息を吸い、吐く、その動作すらいちいち意識しないと出来ないような状態だった。

すぐ後ろで仁王立ちになったままのパパが、膝を落とし中腰になる。
崩れ落ちた私の顎にそっと指をかけて起こし、そこに自らの勃起を近づけてきた。

お口に含みなさい
言われるがまま反射的にぼんやり開いた唇に、先端がねじ込まれてくる。
酸っぱいような、甘いような。
二人の汗と体液が入り混じった風味。
口中に収まらずはみ出した剛直の根元をパパが自らの指で激しくしごく。

意図を察してそっと陰茎に舌全体を這わせた。
やがて。
呻き声とともに、パパの熱い体液が再び私の口奥に注がれたのだった。


シャワーを浴びて淫らな痕跡をさっぱり洗い流す。
浴室から出た後も、私はしばらくの間まともに身動きできなかった。
嫌悪感などもちろんなかった。
ただ満ち足りていた。

それまでの延長線上の結果であるはずなのに、その日の出来事は特別に思えた。
例によって母親が帰宅する前に引き上げていくパパの姿を、私は離れがたい思いで見送った。
玄関のドアが閉まった時、とめどなく涙が溢れた。

もはやただのパパと娘の「いけないこと」ではなかった。
身も心も支配された上で恋愛感情が生まれたことをはっきりと自覚した。

だがパパはそれ以降、家を訪ねてくることはなかった。
後から分かったことだったがもうその頃にはパパには別のパートナーがいて、母国へ戻ることを考え始めていたらしい。

日が空くことはしばしばあったためすぐには気づかなかったが、「もう会うことはない」と悟らされた時、私は密かに錯乱した。
後にも先にもその時ただ一回、「パパに会いに行く」とごねて母親に逆らったが、子供の身の上でどうにもすることは出来なかった。
その時、私は母親に対して完全に心を閉じた。


中学校は近所の公立校ではなく、少し離れた私立の女子校へ通うことになった。
特に進学に対しての意識はなかったが、小学校在学中にいろいろ味わった性的な不安を思うと私自身リスクから遠ざかりたい気持ちはあったし、何より母親がそれを心配しての判断だった。

新しい環境は良い意味で何の刺激もなく、すぐに順応できた。
幼稚園から大学まである一貫校で内部進学者が多い閉鎖的な環境ではあったが排他的ということでもなく、わずかながらいた外部からの新入生に対しても寛容だった。
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