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誰にも言えない、紗也香先生
第10章 さようなら、アリス

空港に向かう電車の窓から流れる風景をぼんやりと見つめながら、私の心にふと蘇る、三人だけの日々
* * *
ある午後、風の通る部屋に笑い声が響いた。
「きゃっ、リザ様っ、そこはだめです〜っ!」
白くふわふわのメイド服が揺れて、アリスが廊下を走る。
後ろを追うのは、猫のような目を輝かせたリザ。
「逃げても無駄よ、アリス。お仕置きの時間でしょ?」
「いや〜ん、サヤ様も助けてぇ〜!」
「あ、私も捕まったら……あぁっ、やだ、リザさ──」
ぱしっ、と音がして、ふたりに押さえ込まれた私。
そのあと、どうなったか……くすくすと笑い声の中、私は完全に、甘くてこそばゆい愛に溺れていった。
* * *
ある夜、蝋燭だけの薄暗い部屋で。
アリスはその瞳を赤く光らせ、静かに宣言した。
「私は今夜、ヘル・メイド。地獄から参りました。あなたに罰を与えるために」
私は…言葉にならない緊張と興奮に、身を固くしていた。
冷たい鎖が手首に絡む。
紅いリボンが足首を締め、私はベッドに縛られていく。
視線の先で、アリスが微笑んで言った。
「サヤ、どうしてそんなに濡れてるの? まだ、触ってないのに…」
「…っう……ち、が……でも……」
「でも…なに?」
「…でも……それでも、アリスに罰を与えられたいの……っ」
羞恥と快楽の渦。
体は痛みに震えるけど、心はそれを望んでいる。
「もっと……ください。お願い……アリス、リザ……っ」
リザが、後ろから私の髪をなでた。
「いい子ね、サヤ。私たちだけの、秘密の夜よ」
そのあと、どこまで堕ちたか、覚えていない...
それが、私たちの「日常」だった──
誰にも知られない、三人だけの秘密の楽園。
* * *
ある午後、風の通る部屋に笑い声が響いた。
「きゃっ、リザ様っ、そこはだめです〜っ!」
白くふわふわのメイド服が揺れて、アリスが廊下を走る。
後ろを追うのは、猫のような目を輝かせたリザ。
「逃げても無駄よ、アリス。お仕置きの時間でしょ?」
「いや〜ん、サヤ様も助けてぇ〜!」
「あ、私も捕まったら……あぁっ、やだ、リザさ──」
ぱしっ、と音がして、ふたりに押さえ込まれた私。
そのあと、どうなったか……くすくすと笑い声の中、私は完全に、甘くてこそばゆい愛に溺れていった。
* * *
ある夜、蝋燭だけの薄暗い部屋で。
アリスはその瞳を赤く光らせ、静かに宣言した。
「私は今夜、ヘル・メイド。地獄から参りました。あなたに罰を与えるために」
私は…言葉にならない緊張と興奮に、身を固くしていた。
冷たい鎖が手首に絡む。
紅いリボンが足首を締め、私はベッドに縛られていく。
視線の先で、アリスが微笑んで言った。
「サヤ、どうしてそんなに濡れてるの? まだ、触ってないのに…」
「…っう……ち、が……でも……」
「でも…なに?」
「…でも……それでも、アリスに罰を与えられたいの……っ」
羞恥と快楽の渦。
体は痛みに震えるけど、心はそれを望んでいる。
「もっと……ください。お願い……アリス、リザ……っ」
リザが、後ろから私の髪をなでた。
「いい子ね、サヤ。私たちだけの、秘密の夜よ」
そのあと、どこまで堕ちたか、覚えていない...
それが、私たちの「日常」だった──
誰にも知られない、三人だけの秘密の楽園。

