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わたしの昼下がり
第26章 不意にできた時間(2)2日目
 「なにせ奥さんは『もう堪忍して』とか『ちょっと休ませて』とか、おっしゃいませんものね」

 自分から求めているつもりはないなどと思ってみても、結局、あえて拒みでもしない限りは同じようなことなのでしょう。OL時代に上司から『キミの何が好きかって、誘われたら断らないところが好きなんだ』と言われたことを思い出しました。

 あの頃は、付き合っている人もなく、会社とアパートの行き帰りだけの日々の中で、”特に断る理由もない”というのが言い訳でした。でも、今はそのような立場ではありません。夫がいて、娘がいて、もし求められたとしても、本当なら拒まなければならない立場なのですが…。

 カーテンの隙間から朝の光が差し込み始めていました。朝から男をくわえ込んでいるということが、そんなことを思わせたのでしょうか。わたしは思いを断ち切るように、△井の腰に手を回して強く引き寄せました。

 △井が入ってきます。わたしは奥まで満たされていきます。

 「ああ…実にいい具合です」

 それはわたしも感じているのです。まさに”実にいい具合”と。

 「さすがに少しお疲れなんじゃないかと思っていましたが、お見受けするところ取り越し苦労だったようですね」

 愉しげに囁きながら、△井がゆっくりと腰を動かし始めます。

 「奥さん、いつもすみませんね。でも収まるものが収まっているっていうのはいいものでしょう?」

 △井が耳元で囁きます。

 「『浮気マンコ』だとか何だとか申し上げてきましたが、なんだかボクも落ち着くところに落ち着いているという感じがしてましてね」

 疑似夫婦を気取っているとそんな気持ちにもなるのでしょうか。わたしのアソコがぬめり気を帯びた水音を立てています。その水音が、今日もたっぷり愉しめるのだと、改めてわたしに教えていました。
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