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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第34章 翔太とのデート
佐川が葛藤している間に、時間は過ぎた。腕時計を見ると、約束の時間の10分前。佐川はアクアのエンジンボタンを押して、村上家に向かった。

幹線道路を走り、角を曲がって、村上家が見えた。家の前に傘を差す人の姿が見えた。実雅子だとすぐにわかった。

佐川が車を止めると、ドアの窓越しに会釈する実雅子の顔が雨水がついて、車内からは曇ったガラス越しに見えた。窓を少し開けて、

「乗れよ」

と、佐川が声を掛けた。ドアを開けて、傘を畳み、一振りして、傘に溜まった雨水を落として、乗り込んだ実雅子。

「家で待っていたら良かったのに」

と、佐川が話しかけると、

「そう思ったんだけど、夫が、『家の前で到着を待て。それが礼儀だ』って」

と、話す実雅子。

「なるほど。礼儀ね。ま、遅刻しなくてよかったよ」

と、笑った佐川。とはいえ、雨の降り方は強く、傘を差していても、少し濡れてしまった実雅子。

「夫は、いろいろうるさいから」

と、苦笑いする実雅子。

「そうなんだ」

と、話を聞きながら運転する佐川。

「今日、着ていく服を決めたのは夫なのよ」

と、苦笑いする実雅子。

「へ~。変わっているね」

と、話を合わせるというだけでなく、本音で変わっていると思った佐川。

「夫にとって、わたしは着せ替え人形みたいなもの」

と、笑った実雅子。

「ふ~ん。そうなんだ。着せ替え人形ね」

と、答えて、

「今日は、雨だから・・・。USJもイマイチだし。どうせだから、いきなりSEXってどう?」

と、笑いながら実雅子を見る佐川。

「え?いきなり?」

驚いた表情をしたけど

    やはり、そう来るんだ。
    多分、そうなると
    思ってはいたけど。

と、想定内の実雅子。

「奈良にある旅館を予約してあるんだ」

佐川が話し始めた。

     奈良?
     近いけど、
     行ったことはない。
     神戸からなら、
     阪神電鉄と近鉄が
     高校生の頃に
     直通運転になったから
     乗り換えなしで行くことは
     可能になったけど・・・。
     行ったことはなかった。

「奈良公園とか、大仏を見てからチェックインでいいかなって思うけど」

と、話す佐川。
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