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第33章 決戦は金曜日

「ところで、実雅子。そのタイトルにある輪姦って意味わかる？」

と、聞く佐川。

「ん？」

と、言いながら、スマートフォンの画面を見る実雅子。紹介画面にはスライドショー。見ると、答えがあった。

「複数の人と？」

と、聞く実雅子。

「そう。複数の男性と一緒にするんだよ」

と、笑う佐川。恐怖しかない実雅子。

　　　　でも、今日。
　　　　あのゴルフ練習場で、
　　　　あの男性たちが
　　　　その気になれば
　　　　こういうことに
　　　　なったかもしれない。
　　　　ということは、
　　　　まだ、あの人たちは
　　　　大丈夫かも・・・。
　　　　でも、女性が他にも
　　　　いたからかもしれない。

「男性って、他の男性がいても、こんなことできるの？」

と、聞く実雅子。

「できるよ。べつに」

と、答える佐川。

「同性に裸を見られるとか、そういうのは大丈夫なものなの？」

と、さらに聞く実雅子。

「っていうか、こういうときに同性の裸を見るヤツはいないだろ」

と、答えた。

　　　　たしかに、そうかも。
　　　　というか、一人の女性に
　　　　こんなにたくさんの男性が
　　　　白石茉莉奈という女性。
　　　　たしかに魅力的な女性。
　　　　溢れる母性。
　　　　男性には魅力的よね。

実雅子はスマートフォンの画面に映る女性を見つめていた。

「気になる？」

と、聞く佐川。

「綺麗な人。母性が溢れるというか」

実雅子が話すと、

「そうか。実雅子の方が美人だし、知性美があるけどな。それに、スタイルもいい」

と、言って微笑む佐川。

「そう？でも、こんなのつらそう。それに、これ、男性のアレを顔に近づけて」

と、言いかけた実雅子に、

「顔に近づけているんじゃなくて、口でアレを咥えているんだよ。というか、咥えさせられているっていうのかな。実雅子は、旦那さんの・・・」

と、言いかけた佐川。首を激しく振って、

「何か意味があるの？」

と、聞く実雅子。

「意味？男が気持ちいいからさ。女性でも、咥えるのが好きな人もいるけど」

と、笑った佐川。

「汚くない？」

と、聞く実雅子。

「そりゃ、尿を出すところだからな。って言っても、男性も舐めるだろ」

と、話す佐川。

「え？」

驚く実雅子。

「経験はない？」

と、確認した佐川。