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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第32章 再会
    歳の差があるからか、
    なんでも一人で決める夫。
    相談なんてされたこともない。
    まして、悩みなんて
    打ち明けられたこともない。
    いつも自信に満ち溢れていて、
    それが良かったのだけど。
    そう。彼も同じ。
    わたしが好きになったのは、
    彼が自信に満ち溢れていたから。
    夫とそこは同じ。
    でも、夫と違うのは、
    今のように弱さを吐露すること。
    そして、感情を露わにすること。
    夫はいつも自信に満ち溢れて
    ポーカーフェイス。
    そう言えば、
    どうして、わたしが着る服まで
    夫が決めるの?
    「今度、○○だろ。
    これを着ていきなさい」
    って、夫が決めるの?
    わたしが選べるのは、
    下着だけ・・・。
    何もかも、夫が支配している。
    わたしの人生、
    わたしの生活なのに。
    でも、それは夫がわたしを思って。
    だとしても・・・。
    たしかに、国立大学の理系で、
    垢抜けていなくて、
    ダサいのかもしれない。
    夫から見たら
    野暮ったいのかもしれない。
    だから、お節介を
    焼くのかもしれない。
    それは、夫の優しさ?
    だとしても。
    夫は、わたしをバカにしている?
    わたしは夫の操り人形?
    いいえ、着せ替え人形。
    そう。車だって、わたしは
    ポルシェ パナメーラなんて
    乗りたくはなかった。
    わたしが欲しかったのは、
    お隣の奥さんと同じフィットか、
    ゴルフ練習場で見かけたN-WGN。
    でも、夫は、「国産?事故をして、
    君に何かあったら困る」と言って、
    ポルシェ パナメーラに乗るように
    勝手に購入を決めていた。
    今、着ている服だって、
    夫が買って帰ってきた
    クリスチャンディオール。
    独身時代に買ってお気に入りだった
    ジャケットもコートも、スカートも
    夫はダメだと捨ててしまった。
    思い出もあったのに。
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