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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第32章 再会
「下世話なことは言わないで」

実雅子が佐川を睨んだ。

「すまない。男の直感として、セックスレスなんじゃないか?って思ったから、余計なことを言ってしまった」

と、詫びた佐川。

「変わったわね。昔なら、決め付けて、わたしが違うって言っても、譲らなかったのに」

実雅子が笑った。

「俺が今、○○ハウスの社員だっていうことは知っている?」

と、唐突に聞いた佐川。

「噂には聞いているけど」

実雅子が答えた。

「実雅子の旦那が開設予定の医院の受注をうちと、○○林業が競っているのは聞いている?」

と、佐川が聞いた。記憶をたどるような素振りの実雅子。

「夫は仕事のことは家では話さないから」

答えながら、夫が持って帰ってきた手提げ袋の文字を思い出した。○○ハウスのこともあったし、○○林業、○○○ホームのときもあった。土地を購入して、『歯科医院建築予定地』とは掲示されているけど、あれは、不動産業者が設置したもので、ハウスメーカーは決まっていない状況。打ち合わせを重ねて絞っていくとは夫は言っていたけど、具体的な業者の名前は聞いていなかった実雅子。

「そうなんだ。うちは、福永さんっていう先輩が担当だよ」

と、話し始めた佐川。

「わたしに営業活動するの?」

実雅子が身構えると、

「違う。ただ、その先輩から旦那さんの話を聞いたから、伝えておいた方がいいかなと思って」

と、話す佐川。

「夫の話?」

さすがに無視する訳にはいかない・・・。ただでさえ、サランや壮輔に不安にされていた実雅子が反応するのは必然だった。ある程度、話を聞いている佐川。

    やはり反応した。
    旦那のこととなると
    不安になるのは想定内。
    とはいえ、
    気分のいいものではない。

心のどこかが疼く佐川。

「そう。村上義隆氏の話」

と、真面目な顔で話す佐川。不安げな実雅子の表情を見て、意地悪な気持ちも湧いてきていることを自覚した佐川。

「知りたい?」

と、言って微笑んだ。

「内容によるわ」

と、構えを解かない実雅子。
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